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土地・間取りのこと

プライバシーの保ちかた

理想は各世帯にそれぞれ1つ

同居に満足している65%が、住まいづくりの過程で各世帯の独立性を計画的に重視。不満足層は43%の結果に。 同居に満足している65%が、住まいづくりの過程で各世帯の独立性を計画的に重視。不満足層は43%の結果に。

 2つの家族が同居する際、世帯間のプライバシーの保ち方をどうするか悩む方が多いのではないでしょうか。

 実際、二世帯で暮らす方に同居の満足度を伺うと、不満足層と満足層を比較した時に独立性への意識度合に差が(上記グラフ)。世帯の独立性を住まい計画時に考えておくことが、建築後の暮らしについて高い「満足度」を得ることにつながります。

 プライバシーを保つための理想は、キッチンや浴室、トイレなどの各設備を世帯ごとに設けた完全分離型の二世帯住宅で物理的に空間を分けてしまうこと。しかし、設備が2つずつ必要ですので、当然建築費用のアップにもつながりますし、二世帯住宅を建築する敷地面積も関係してきます。

やっぱり、
キッチンが重要だった

 実際に同居で暮らす家族に聞いたところ、各設備の中でとりわけキッチンにおいて、各世帯の独立性が実現できるほど満足度が高い結果になっています。キッチンを共有した方に聞いてみると、半数は「共有でも問題ないと思った」と回答。それでも実際に暮らしてみると暮らしにくさを実感されているようでした。

  • 株式会社住環境研究所「同居・二世帯の住まいづくりと暮らし満足度調査」(2012)

 間取りや費用の兼ね合いで共有にする場合は、2人以上でキッチンに立っても使いやすい広さや2家族分の食器収納、掃除しやすさなど両世帯で意見交換して、キッチンを決めるのも後々の暮らしやすさにつながるでしょう。

シェア空間を持つという手も

 世帯間の独立性についての話をしてきましたが、両世帯が使いたいときに使える「シェア空間」を設けることも、おすすめです。「シェア空間」を設けておくと、趣味を楽しむ、お客さんを呼べるといった自由な時間を楽しむ場として活用できます。

「シェア空間」のポイントは

  • 相手世帯の生活空間を横切らずに「シェア空間」へ行けること
  • 使う際は前もって伝えること
  • 利用後は自分のモノを置きっぱなしにしないこと

を意識すると、使いやすいです。

 この「シェア空間」は、個々が利用するだけでなく2つの家族が交流する場としても使えて、活用の幅が広がりますよ。

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