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「卒FITに関するお客様の意識調査」について
-太陽光発電システム容量が大きいほど満足度が高く、卒FIT後の対策に積極的-

2020年3月25日
株式会社住環境研究所

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:神𠮷利幸)の調査研究機関である株式会社住環境研究所(所長:小池裕人、千代田区神田須田町1-1)は、このほど「卒FITに関するお客様の意識調査」を実施し、結果をまとめましたのでお知らせいたします。

2019年11月以降、10年間の固定価格買取制度(以下「FIT」)の適用が順次終了(「卒FIT」)を迎えています。2019年には日本全体で約54万棟の卒FIT邸が生じ、うちセキスイハイムにお住まいのお客様は約6万棟と1割以上を占める見込みです。FITを利用してきた方々は、これまで高値で売電してきた余剰電力について、新たな販売先を探す、あるいは自家消費による新たな活用が求められる「卒FIT」問題に直面しており、その動向が注目されています。

本調査は太陽光発電システム(以下PV)採用から10年間での意識変化や卒FIT後の選択について明らかにすることを目的に実施しました。

調査結果のポイント

<PV採用の満足度について>

■PV採用後10年でも約8割が「満足」と回答し、容量が大きいほど満足度が高い

PV採用から10年後も、全体で「満足」(「非常に満足」と「まあ満足」の合計)が82%に達していました。また、満足度はPV容量が大きいほど高くなる傾向にあります。PV採用に対する満足度の高さの要因としては、PV容量が大きいほど「光熱費削減効果」「省エネ・環境配慮意識の向上」「災害時の安心確保」を実感しているためと考えられます。

<PV余剰電力の売電先変更について>

■大容量PVのご入居者様ほど、売電先の変更が進んでいる

PV容量が大きいお客様ほど卒FIT対策が進んでおり、売電先を変更した割合、変更する意向が高いことが分かりました。これはPV容量が大きいお客様ほど、売電単価の低下による影響がより大きくなるためだと考えられます。

<蓄電池による余剰電力の自家消費について>

■蓄電池の所有・リースに全体の約半数が前向き

PV 容量が大きいお客様ほど卒FIT対策として、蓄電池設置率、設置意向が高い傾向であることが分かりました。その要因として、PV容量が大きいお客様ほど、環境配慮意識、防災意識が高く、それが蓄電池設置への積極的な動機になるためだと推測されます。

※積水化学工業株式会社調べ

株式会社 住環境研究所
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-1
神田須田町スクエアビル8F
TEL:03-3256-7571 FAX:03-3256-5993
https://www.sekisuiheim.com/kurasuma/

調査概要

卒FITに関するご入居者の意識調査

調査対象 2009年度に新築住宅を建築しPVを設置された、2019年度に卒FITを迎えるセキスイハイムにお住いのお客様
調査エリア 沖縄県を除く全国
調査方法 郵送で調査案内→WEBアンケート回答
調査時期 2019年12月20日~2020年1月8日
サンプル数 790件

*構成比は小数点以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません

調査結果

<PV採用の満足度について>

1.PV採用後10年でも約8割が「満足」と回答し、容量が大きいほど満足度が高い

PV採用から10年後も、全体で「満足」(「非常に満足」と「まあ満足」の合計)が 84%に達していました。容量別の「満足」という回答では、3kW以下が82%、4kW台が85%、5kW以上が88%と、容量が大きいほど満足度が高いことが分かりました。

■PV採用満足度

■PV 採用満足度

2.大容量であるほど10年後も満足度が大きく変わらない

PV採用1年後の2010年度調査と10年後の今回の調査結果を容量ごとに比較しました。その結果、「満足」の割合は、PV採用1年後時点の方が高いものの、その差は10~15ポイント程度であり、PV容量が大きいほど経年による差が少ないことが判明しました。

■PV採用満足度(非常に満足+まあ満足)の時系列変化(2010年度調査→2019年度調査)

■PV採用満足度(非常に満足+まあ満足)の時系列変化(2010年度調査→2019年度調査)

3.10年後も82%が光熱費について満足

PV採用から10年が経過した後でも、82%が光熱費に「満足」(月々の光熱費(売電&買電)には「満足していた」と「それに近い」の合計)と回答しています。PV容量が大きいほど「満足」の割合が高くなっていました。

■光熱費満足度

■光熱費満足度

4.PV採用の「良かったこと」は光熱費削減、オール電化導入、省エネ意識向上

PV採用で「良かったこと」について聞いたところ、「光熱費が削減できた」(全体で84%)、「オール電化や IHヒーターを導入できた」(同41%)、「節電・省エネの関心が高まった」(同36%)が上位にあげられました。これらはPV容量による差異が小さいのも特徴です。PV容量が大きい方が割合が高まる項目としては 、「地球環境に貢献できた」、「地球環境全般への配慮意識が高まった」「発電量や天気のチェックが楽しみになった」「災害時の安心になった」があげられ、大容量のPVを搭載されたお客様ほどPVのある生活を楽しみ環境意識が高まっていることや、PVが災害時の備えとなっていることが分かりました。

■PV採用で良かったこと

■PV採用で良かったこと

<PV余剰電力の売電先変更について>

5.大容量PVのお客様ほど、売電先の変更が進んでいる

売電先や契約プランの「変更済・申込み中」は全体で34%、「検討経験あり」は同35%、「未検討」は同31%となっていました。ただ、PV容量が大きいほど「変更済」が多く「未検討」は少なく、卒FIT対策が進んでいることが分かりました。これはPV容量が大きいお客様では、売電単価の低下による経済的な影響がより大きく、余剰電力の有効活用に向け積極的であると考えられます。

■売電先の変更状況

■売電先の変更状況

6.未変更のご入居者の中でも、大容量の方が売電先の検討に積極的

現在、まだ変更していない層において「現在検討中」「検討してみるつもり」の合計は全体で68%でした。このうち、5kW以上のお客様では「現在検討中」が多く、まだ変更していない層においても検討が進んでいることが分かりました。

■売電先の変更意向/設問対象:未変更層

■売電先の変更意向/設問対象:未変更層

<蓄電池による余剰電力の自家消費について>

7.蓄電池の保有率は約14%、うち卒FIT対策として設置が11%を占める

卒FIT邸(築10年邸)における現在の蓄電池保有率は約14%で、そのうち 「卒FITを知り対策として蓄電池設置」が約11%を占めていました。PV容量が大きいほどその割合は高くなっています。

■蓄電池有無

■蓄電池有無

8.蓄電池の所有・リースに全体の約半数が前向き

蓄電池を「検討したい(所有+リース)」という回答は全体の約48%。PV容量が大きいほど「採用(所有)したい」割合が増加し、PV余剰電力の自家消費に積極的であることが伺える結果となっていました。その要因として、PV容量が大きいお客様ほど、環境意識や災害に対する備えへの意識が高まっており、蓄電池の設置により積極的になるためだと考えられます。

■蓄電池採用意向/設問対象:蓄電池 未設置層

■蓄電池採用意向/設問対象:蓄電池 未設置層

9.蓄電池を設置した(したい)理由は「停電時の安心」が最多

蓄電池を設置した理由・検討したい理由は「停電時の安心のため」が最多でした。「停電時の安心のため」(全体で67%)、「エネルギー自給自足、環境貢献できる」(同51%)、「電気料金体系の変化に応じて賢い使い方ができる」(同38%)は、大容量層で高く、「非常時の備え」、「環境配慮」、「経済性」に対する意識の高さが伺える結果となりました。

■蓄電池採用理由・検討理由/設問対象:蓄電池設置済、又は、今後の検討意向あり

■蓄電池採用理由・検討理由/設問対象:蓄電池設置済、又は、今後の検討意向あり

今回の調査では、卒FITを迎えるお客様のPV採用満足度は依然として高いことや、PV採用により環境配慮意識の高まりや災害時の安心を実感されており、更なるエネルギー自給率の向上や災害時の備えとして、蓄電池の採用検討意向も高いことが分かりました。

また、PV容量が大きいほどPV満足度や意識変化が大きく、蓄電池採用意向も高くなっています。一般的にはPV容量が大きいほど売電単価の低下などの卒FITの影響も大きいと推察されますが、発電量が多いことで環境貢献意識や防災意識を高める結果にもなっていることが本調査により明らかになりました。

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