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INTERVIEW

相模原市中央区で
3LDKが3200万円台からの設定で70㎡台中心。
駐車場設置率100%で平置が多く、RV車も楽におさまる。
相模原駅からバス利用だから実現した「ここだけの暮らし」。

櫻井幸雄プロフィール

全国の住宅事情に精通し、現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞で連載コラムを持ち、Yahoo!ニュースにおいてオーサーとして住宅コラムを連載中。テレビ出演も多い。

家賃並みのローン返済で3LDKを購入可能。
でも、短所はないか

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「ハイムスイート相模原横山台」で私が最初に注目したのは、「3LDKが3200万円台から、2LDKならば2900万円台から」という価格だった。首都圏の新築マンション平均価格が7000万円を超えたとされる現在、間違いではないか、と目をこすってしまうような価格水準だ。

 しかし、事実として「ハイムスイート相模原横山台」では、4000万円前後で3LDKが購入可能だ。
 抑えられた価格のマンションであれば、無理のないローン返済で購入することができる。たとえば、3200万円台の3LDKを購入する場合、どれくらいのローン返済になるのか。現実的な返済計画を算出してみた。

 考えたのは、固定金利(ずっと金利が変わらない)フラット35で35年返済の住宅ローンを組み、ボーナス併用なしの毎月返済だけにした場合だ。
 35年の固定金利であれば、これから先、住宅ローンの金利が上がっても影響はない。最初に決められた返済額が最後まで続くので、安心感が大きい。しかし、金利は変動型よりも高くなるのが普通だ。
「ボーナス併用なしで、毎月の返済だけ」という方法も安心感が大きい。ただし、ボーナス併用をしない分、毎月の返済額は多くなる。
 つまり、「35年固定金利で、毎月の返済だけ」という設定は、安全重視の借り方。堅実なマイホーム購入者に向く住宅ローンとなる。

 では、3200万円を丸々、この設定で借りた場合、月々の返済額はどのくらいになるのか。
 計算してみると、10万円を少し超えるくらいになった。賃貸の3LDKを借りたときの家賃と比べて大差ない、むしろ安いと感じる人が多いのではないか。
 つまり、「ハイムスイート相模原横山台」は、堅実なローンを組んで購入した場合でも、賃貸の家賃並み返済で3LDKが購入可能となるわけだ。
 ちなみに、金利が低い変動金利で住宅ローンを組めば、毎月の返済額はさらに少なくなり、8万円台、9万円台で済む人が多くなるはず。さらに、ボーナス併用にすることで、毎月の返済額を大きく減らすこともできる。

「ハイムスイート相模原横山台」は、家族で暮らすマンションを余裕ある返済計画で購入できる価格設定の新築マンションということになる。
 ただし、問題はその中身、ということになるだろう。
 立地に難点はないか、建物が安普請ではないか、住戸の住み心地がわるくないか……ズバリ言えば「安いが、買って後悔するマンション」になっていないか、だ。
 その点をプロ目線でしっかり検証させていただいた。

プロ目線の検証①
駅から離れた立地をどう考えるべきか

「ハイムスイート相模原横山台」は駅に近いマンションではない。JR横浜線「相模原」駅から約2.5㎞の距離となり、自転車で11分ほど。バスを利用すれば「相模原」駅南口から約10分で、バス停から徒歩6分などとなる。
 JR横浜線「相模原」駅のほか、JR相模線の「上溝」駅も利用でき、そちらはマンションから徒歩19分(自転車ならば約7分)だ。
 そのため、通勤や通学で電車に乗るときはバスに乗るか、自転車で行く、マイカーで送ってもらうのが現実的となる。
 便利な駅近のマンションではない。
 少しでも駅に近い場所に住みたいと考えている人ならば、駅近ではないことを「短所」と感じるだろう。
 しかし、「駅から離れている分、価格が抑えられていること」「駅から離れる分、静かな環境が備わる」ことを考え合わせれば、必ずしも短所にはならない。
 投資目的の購入者(買ったマンションを転売したり、人に貸す人たち)であれば、「駅近のマンションを買うべき」と勧める。
 しかし、自ら住む目的でマンションを買う人ならば、全員が「駅近」を望んでいるわけではない。

「駅に近いマンションが好き」という人がいる一方で、「駅から離れても、静かな環境が好ましい」と思う人もいる。かくいう私も環境重視派で、最初に買ったマンションは駅から徒歩13分で、次に買ったマンションは駅からバス利用だった。
 もちろん、駅近のマンションは便利である。が、価格が高くなるし、なるべく価格を抑えるため、狭くなりがちだ。それが嫌だったので、駅から離れ、抑えた価格で広く、つくりのよいマンションを選んだ。そういう人たちは今もいるはずなのだが、その希望に応えてくれるマンションがみつかりにくくなった。
 まず、価格を抑えたマンションが少ない。ゆとりある広さでつくりのよさを備えた物件はさらに少ない。
 簡単にいえば、安くても不動産会社が自信をもってつくり上げたマンションがなかなかみつからないのだ。

「ハイムスイート相模原横山台」は、駅からバス利用の場所で、自信をもって開発されたマンションだと感じた。それは、全体計画、建物のつくり、住戸プランにおいて独自の工夫をいくつも凝らしているからだ。
 それぞれの注目点を具体的に説明したい。

プロ目線の検証②
全体計画で発見した他ではなかなか出会えない特徴

「ハイムスイート相模原横山台」の特徴として「駐車場設置率100%」がある。マンションの敷地内に全戸分の駐車場を備えているわけだ。全155戸に対し、駐車場は155台分。しかも、155台分の駐車場のうち83台は平置駐車場になっている。平置き駐車場というのは、コンクリート舗装された地面に線をひいただけの駐車スペースを指す。背の高いRV車も楽におさめることができ、車の出し入れがしやすい駐車場方式である。
 駐車場の使用料は機械式駐車場で月額1900円から。平置駐車場でも小型車用は月額8000円からの設定となっている。これなら、駅から離れていても車中心の生活をしやすいはずだ。
 現在、駐車場設置率100%のマンションにおいて、すべての駐車スペースが埋まることはまずない。スペースに空きが出た場合、2台目の駐車スペースを借りることができるケースが多いので、車を2台所有する家庭に喜ばれている。それが、「駐車場設置率100%」の現実的な利点となる。
 車を2台所有すれば、1台は夫の通勤用に使い、もう1台は妻が買い物や子供の送り迎えに使いやすい。しかし、「駐車場設置率100%」のマンションは少ないのが実情である。

敷地配置概念図

 もうひとつ大きな特徴となるのが、毎月払うことになる管理費と修繕積立金を抑える計画になっていることだ。たとえば、70㎡の3LDKの場合、管理費・修繕積立金の合計額は1万4000円程度となる。分譲マンションの3LDKに住めば、管理費と修繕積立金で毎月2万円〜3万円になるケースが目立つ中、この金額である。
 ちなみに、毎月の管理費+修繕積立金が抑えられるのは、長持ちするポリエチレン管を給排水管に積極的に利用していることの効果もある。採用されているポリエチレン管は、このマンションの事業主・積水化学工業が世界に誇る製品だ。
 一般の方々には知られていないことだが。日本のマンションは給水・給湯、排水にポリエチレン管を採用することで、飛躍的にメンテナンス性を向上させ、寿命を延ばしてきた。
 いわば、マンションの血管ともいえるプラスチック製品を開発、供給してきたのが積水化学工業。同社がつくる「ハイムスイート相模原横山台」には、最新のポリエチレン管が積極的に採用されている。これも、「ここにしかない特徴」といえるだろう。

 このほか、「ハイムスイート相模原横山台」に施された独自の工夫として、地震対策がある。
 もともと建設地は地盤が強固な相模原台地に位置し、大きな地震が起きても揺れにくい場所とされている。それに加え、同マンションに使われる水道水の給水管は耐震型のポリエチレン管。地震の揺れによる管の破損、漏水が起きにくい設備となっている。
 加えて、地下には雨水を貯める貯水タンクを設置。大きな災害で断水が起きたときも、トイレなど生活用水として使える水が確保されているわけだ。
 他に、「非常用マンホールトイレ」や非常時の炊き出しに使える「かまどスツール」など防災用品が備えられており、災害時の安心感が大きいマンションになっている。

 以上はハード面の工夫というべきもの。それとは別に、ソフト面でも注目すべき特徴がある。
 それは、外部管理方式を採用していることだ。

外部管理は、これからのマンション管理方式

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 外部管理とは、簡単にいうと「マンション所有者が管理組合の役員や理事を務めずに済む方式」である。
 従来、分譲マンションはマンション所有者が持ち回りで役員・理事を務めた。が、「理事会活動が負担」という声や「役員のなり手が不足している」という状況が少なくなかった。役員・理事に任命された1年間もしくは2年間は休日、夜間にしばしば会議が開かれ、その他の用事も増えるからだ。
 実際は管理会社に任せている部分が多いので、その部分を多くし、委託内容を確実にチェックでき、意見を出しやすい体制をつくればよいのではないか、というのが外部管理の基本的な考え方だ。
 適正な管理組合運営のチェック機能として、「監事」の役割を果たすマンション管理士等の外部専門家を加えるなど二重、三重の安全対策を施す。
 その結果、首都圏では大手不動産会社のマンションを中心に採用例が増え、特に忙しい共働き世帯やシニア世帯で喜ばれている。
 外部管理は便利な仕組みなのだが、その分、管理費が高くなりがち。ところが、「ハイムスイート相模原横山台」は、外部管理を採用しながら、前述したとおり管理費を抑える工夫を凝らしている。  これからの主流となることが見込まれる「外部管理」を率先して採用し、しかも管理費を抑える……それも「ハイムスイート相模原横山台」の注目すべき特徴といえる。

プロ目線の検証③
建物で注目した、質の高さが表れている部分

 地上9階建て全155戸の「ハイムスイート相模原横山台」は、建物にも独自の工夫が凝らされている。

 たとえば、外壁にはタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりにはガラスを多用。エントランスでは複数のタイルを張り分け、個性的でもある。
 見た目が美しいだけではない。タイルやガラスは経年変化を起こしにくい建材だ。建材としての値段は高いのだが、それらを用いれば、経年変化が少ない外観が実現する。わかりやすく言えば、年月の経過とともに劣化しにくく、風合が増す外観になっているわけだ。
 これは、住んでいる間、長く満足感が続くことを意味しているし、中古で売りやすいという長所ももたらしてくれる。というのも、中古でマンションを探す人は、外観で買う気が変わるから。まわりのマンションと比べて、ひときわ素敵な外観であれば、購入に前向きとなる。見劣りがする外観であれば、その逆だ。
 だから、タイル、ガラスを多用した外観はマンションの資産価値を高める、と私は考えている。

 マンションに限らず、どんな商品も価格を抑えれば、見栄えは落ちることになりがち。それは、がまんしなければならないこととされる時代もあった。
 しかし、「ハイムスイート相模原横山台」は、分譲価格を抑えながら、見栄えを上げている。どれほど見栄えがよいかは、実際の建物で確認することができる。
 マンションは2025年3月に完成。模型や完成予想図ではなく、実際の建物を見て、購入を検討できるのである。これは、間違いのないマイホーム購入をしたい、と考えている人にとって願ってもない状況といえるだろう。

「ハイムスイート相模原横山台」には、暮らしやすさの工夫も多い。

 まず、建物が南向き中心で日当たりのよい住戸を実現。また、建物入り口のオートロックは各住戸の玄関キーをポケットやバッグに入れているだけで解錠される「ハンズフリー」方式になっている点にも注目すべきだろう。
 センサーに玄関キーをかざす必要がないため、荷物で両手が塞がっているときや赤ちゃんを抱っこしているときに便利さを実感できるはずだ。

 このほか、全155戸のスケールメリットで共用施設が充実。住人同士のコミュニティを育む「スイートサロン」や書斎や勉強室として使える「スイートベース、スイートキューブ」、パーティーや教室として使える「スイートラウンジ」などが設けられる。
 建物の特徴が多いし、その特徴は実際に役立ち、効果を実感できるものが多い。それも、同マンションの注目点と考えられる。

プロ目線の検証④
住戸プランの特徴を居住する気持ちで確認した

 全155戸は61.72㎡から89.08㎡の2LDK〜4LDK+DENの構成。DEN(デン)というのは、書斎とか趣味の部屋を意味する言葉で、居室ほどは広くないスペースを指すことが多い。 そこで、4LDK+DENの間取り図をみると、DENは約3畳のスペースであることがわかった。約6畳の洋室からウォークインクローゼット内を歩いて抜けたところにDENが配置されている。
 まるで、隠し部屋のようで、ちょっとワクワクする。
 6畳の洋室を夫婦の寝室とした場合、DENを仕事や趣味の部屋とすれば、どうなるか。片方が就寝した後も、DENで気兼ねなく作業に没頭できるわけだ。
 こんな個性的な間取りがあるのも、「ハイムスイート相模原横山台」の特徴。80㎡以上のゆったりした住戸があるからこそ、である。

 住戸の中心となるのは70㎡台の3LDK。モデルルームとなっているのも約72㎡の3LDKなのだが、面積以上に広い印象だった。
 それは、下がり天井(天井の一部が低くなっていること)が少なく、バルコニー側の柱を住戸の外にだしてあること、そしてバルコニーに面した窓が高さ2.2mのハイサッシになって開放感が大きいからだろう。
 リビングと居室の間にあるスライド引戸が天吊り方式になっており、垂れ壁がないこともすっきりした室内づくりに寄与していると考えられる。

 さらに、感心したのは、キッチンがフルオープンタイプの「フレタスキッチン」になっていることだ。
 現在、マンションのキッチンは「オープン型」が主流。キッチンとリビングが一体化したスタイルである。
 ここで注意したいのは、リビングと一体化したオープン・キッチンといっても、「壁が一切ない」タイプなのか、「一部に壁がある」タイプなのか、だ。多くの場合、一部に壁があるオープン型になっている。
 これに対し、「ハイムスイート相模原横山台」のキッチンは壁が一切ないフルオープンとなっていて、開放感が大きい。
 多くのマンションでは、キッチン部分の壁を取り外し、フルオープンにしたくても、できないケースが多い。コンロやシンク前の壁に排水管などが入っているためだ。その点、「ハイムスイート相模原横山台」は配水管の位置を工夫し、キッチンの壁をなくしている。これは、将来、リフォームするときの可能性が広がるという利点を生むことになる。住宅づくりのプロをうならせるつくりである。

 バルコニーは奥行2mで、ゆったりしている。隣の住戸との間に設けられるパーテーションは床から天井までのフルサイズ。バルコニーライフを満喫できるつくりである。
 このほか、住戸の玄関には採光と通風を確保する小窓が設けられており、室内を風が抜けるようになっている。春や秋は窓を開けて、風が抜ける気持ちよさを味わうことができるだろう。
「ハイムスイート相模原横山台」は見晴らしのよい高台に位置し、快適な暮らしを思う存分満喫できるよう随所に工夫を凝らしたマンションになっているわけだ。
 これなら、駅から離れても、ここで暮らしたいと思えるのではないか。

「ハイムスイート相模原横山台」では、随所に凝らされた工夫の数々を発見することができた。その結果、これは「住む人を幸せにする」という信念をもってつくり上げられたマンションだと確信した。
 価格を抑え、毎月のランニングコストも抑えながら、誇りあるマンションだと評価された。

※掲載の写真は2025年2月に「ハイムスイート相模原横山台」建物内モデルルームにて撮影したものです。
※掲載の敷地配置概念図は計画段階の図面をもとに描き起こしたもので実際とは異なります。尚、植栽は実際に植樹する樹形、枝ぶり、葉や花の色合いとは異なる場合があり、特定の季節の状況を示すものではありません。また、竣工時には敷地配置概念図程度には成長しておりません。予めご了承ください。施工上やむをえない変更が生じた場合は建物竣工時の状態を優先します。方位は若干の差異を生じる場合がございます。

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