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暮らしのこと

子世帯は両親と一緒に
子育て希望

共働きファミリーが
増えている現代

共働き等世帯数の推移

下の説明を表すグラフ

 二世帯住宅に住むことを考えている方の中で、子世帯に子どもがいる、つまり親世帯から見て孫がいるという方は多いでしょう。さらに、子世帯の夫婦が共働きであるケースも少なくありません。子世帯にとって、働きに出ている間、子どもを見守ってくれる親がいることは、安心かつ心強く感じられるものです。親世帯にとっては、いつでも孫が身近にいて接することができるという喜びや楽しさが感じられるでしょう。

 内閣府が発表した「男女共同参画白書」(令和2年版)によると、令和元年における共働きの世帯数は1,245万世帯に達しています。また、全世帯数に対する共働き世帯の割合は68.1%と、およそ7割にもなります。一方で、ニュースなどでたびたび話題になるように、保育施設不足・待機児童問題などがあることも現実です。
 そうした中、二世帯同居のケースでは、親世帯が子世帯の「子育て」に協力しやすく、子世帯としても自分たちの親が子どもの面倒を見てくれる安心感があります。二世帯住宅で暮らすことは、共働き世帯が増えた現代において、子育てや子どもの教育といった面からも大きな意味を持つと言えるのではないでしょうか。

「じぃじ・ばぁば」と一緒で、
孫が成長する

 三世代が同居することになる二世帯住宅。祖父母と孫が一緒に暮らすことは、孫の人間形成において良い影響を与えることにつながるでしょう。子どもが祖父母世代の人と抵抗なく接することができるほか、年配者に優しくできる、礼儀や挨拶・言葉遣いがしっかりする、伝統や文化の理解ができる、協調性が育まれるなど、さまざまな影響が考えられます。
 もちろん、孫に対しての祖父母の接し方や子育ての協力具合などによって、どのような影響となるかは大きく異なってくるでしょう。しかし、2つの違った世帯の生活環境に触れ合えることは、少なからず子どもの成長に良い影響を及ぼすのではないでしょうか。

 逆に、親世帯にとっても、ひんぱんに孫と接することで日々の生活に張り合いが出たり、自然と体を動かすことができたり、心と体の両面でのメリットがあるでしょう。

ルールを決め、
適度な子育て協力を

 親世帯が子世帯の子育てに協力する場合には、その協力範囲やルールなどを両世帯間で話し合って決めておく必要があります。なし崩し的に親世帯に子育て協力をしてもらうと、何かとトラブルが発生する原因となります。

 例えば、共働き子世帯の帰りが遅くなる時の夕食(孫の分)、祖父母から孫への物品の買い与え、教育への干渉など、それぞれの世帯の事情によってまちまちでしょうが、ある程度「子育て協力の決めごと」をはっきりさせておくと、トラブルを未然に防げるでしょう。

 親世帯の子育て協力がしやすい間取りやゾーニングを考えておくことも重要です。子どもは、家族から見守ってもらえているという安心感が持てることで、集中力が高まります。祖父母の目が届く所にも勉強できるスペースを設けたり、孫と遊べる庭やテラスを設けたりするのも効果的。各世帯が独立性を保ちながら、三世代がコミュニケーションをとりやすい空間づくりを行うとよいでしょう。

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