美術館をイメージした玄関。正面に壁をつくり、クランクで進んでいく動線は「この先は、どうなっているのだろう？」と訪れた人をワクワクさせる仕掛けです。

ギャラリースペースのような玄関ホール。フロートタイプの靴箱が、空間に広がりを与えます。正面には、中庭の風景を絵画のように切り出している大きなFIX窓。視線の抜け感も演出しています。

三方を壁に囲まれた、こもり感のあるリビング。キッチン側までつながる上部のコーブ照明が、空間の奥行き感を生み出しています。

ソファに座ってくつろぐ時の居心地を重視した設計。壁に囲まれてはいるものの、吹き抜けや庭への視線の抜けがあるため、窮屈感がなく心安らぐ空間に仕上がっています。

「吹き抜けは、空間の使い方としては非効率的なもの。だからこそ、あれば豊かだと感じました」とA様。こもり感あるリビングにやわらかな自然光を採り入れる大切な役目も果たしています。

料理も食事も好きなA様ご夫婦にとって、ダイニングキッチンは大切な時間を過ごす場所。リビングとは空間を分け、大きなダイニングテーブルを置いたゆとりある空間を作りました

ステンレスのワークトップ、キッチンパネル代わりのイタリア製タイル、下がり天井のナラ材ピーリングなど、素材の質感にこだわったキッチン

カウンター収納を設け、収納量を確保しつつ圧迫感のない空間に。テーブルの上で柔らかく光るライトは、奥様お気に入りの老舗ガラス工房の作品

美術館のような落ち着いた雰囲気を演出する数々の照明。素材、質感、光の広がり具合などを考え抜いて選定された逸品です。ソファに座ってくつろぐ時間や、キッチンでの料理、家族との食事の時間など、日常のさまざまなシーンを豊かに彩ります。