■セキスイファミエスでは「環境貢献リフォーム」を推進
既築住宅への太陽光発電システムの搭載はリフォーム事業を手がける全国26社(2社は販売会社が兼務)のセキスイファミエス※を窓口として推進しています。セキスイファミエスのリフォーム事業は、外壁塗装などの「メンテナンス」、ライフステージに対応する「改装・バリアフリー」、システムキッチンや浴槽などの「設備更新」のほか、「環境貢献リフォーム」(オール電化、遮熱・断熱リフォーム、太陽光発電リフォーム)も積極的に展開するとともにリフォーム工事のゼロエミッション達成など環境経営にも積極的に取り組んでいます。
既存の建物を生かして新たな資源投入量や廃棄物発生量を抑えるリフォームは環境負荷の小さいライフスタイルであり、価値あるものを残しながら住まいに新しい価値をもたらしていきたいと考えています。またユニット工法の強みを活かして鉄骨構造躯体をリユースする「再築システムの家」も事業化しており、ストック活用の時代を迎えて環境に貢献する住まい方を多彩に提案しています。
■高まるリフォームユーザーの環境意識
近年、環境問題への関心はリフォームユーザーにも急速に高まっており、中でも太陽光発
電システムとオール電化を組み合わせたリフォームは、火を使わず人にやさしい、地球環境にやさしい、家計にもやさしいということで人気を集めています。太陽光発電リフォームは、新築の「光熱費ゼロ住宅」仕様と同じく、<太陽光発電システム+オール電化(エコキュート、IHクッキングヒーター)>の組み合わせを中心に提案しています。
住宅カンパニーの調査研究部門である住環境研究所の「既築PV採用邸調査」(2005年11月)によれば、太陽光発電システムを採用してよかった点・満足している点は「環境貢献」と「光熱費を削減できる」が双璧となっています。そして、子育てが終わりローンを完済する世代になると、次の世代のことを考え環境貢献意識が高くなる傾向があるようです。また、満足度に関してはPVのみのリフォームでは48%ですが、電気温水機と併用すると73%、さらにエコキュートを併用すれば74%に高まっており、複合的な提案を行うことで満足度はアップします。
■九州では2つの「ソーラー・マイレージクラブ」を設立
CO2削減のために産業・運輸・民生(家庭・オフィス)の各部門でさまざまな取り組みがおこなわれていますが、環境省は家庭部門でのCO2排出削減策の1つとして2006年度に「ソーラー・マイレージクラブ事業」を実施しました。セキスイファミエスではこの趣旨に賛同、福岡県南部・佐賀県および熊本県に2つの地球温暖化対策地域協議会を設立し、この活動を受託しました。
「ソーラー・マイレージクラブ事業」は、太陽光発電システムなど創エネ・省エネ設備の導入やエコライフの普及啓発活動などを地域協議会に委託する事業を通じ、地域ぐるみで広がりのある省CO2対策を進めるというものです。京都議定書で約束した地球温暖化の原因となるCO2の削減目標6%を確実に達成するために家庭部門の削減を進める目的で実施した活動で、2006年度は全国6地域でマイレージクラブが設立されています。
九州の2つの「セキスイファミエス マイレージクラブ」では見学会や体験会を開催、CO2の削減のための啓蒙活動に努めて参ります。
※セキスイファミエスの事業について
ファミエスはファミリー(家族)とサティスファクション(満足)を組み合わせた造語で、単なるアフターサービスから脱却して生活のステージで発生する様々な住ニーズへの対応を目指して住宅事業25周年の時に立ち上げた事業で、現在はリフォーム事業を中心に展開しています。
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