1.アパート決定理由
1位は「家賃」。2位は単身者「交通の便」、ファミリー層「駐車場の確保」
部屋探しの時、部屋を決めるポイントはいくつかありますが、決定理由のスコアが高いのは何といってもまず「家賃」。単身者もファミリー層も「家賃が予算に合った」が1位もしくは2位。家賃以外の決定理由は世帯構成によって異なっており、例えば「交通の便」は単身男性29.9%、単身女性31.3%、夫婦・カップル20.0%、夫婦と子供16.7%。10ポイント以上の格差があります。
逆に夫婦・カップル、夫婦と子供世帯で45~50%という高いスコアの「駐車場の確保」は単身男性34.3%、単身女性26.0%、大きな格差があります。単身者は「交通の便」、ファミリー層は「駐車場の確保」が部屋を探す決め手となっています。
単身者向けは狭さが不満、広い部屋が決め手に
スコアとしては低いものの単身者とファミリー層で異なる意外な決定理由として注目したいのが「住宅が広い」。住宅の広さを決定理由としてあげたのは単身男性26.9%、単身女性18.0%。これに対して夫婦・カップル8.6%、夫婦と子供は10.4%。単身者の方が住宅の広さが決定理由としている比率が高くなっています。これは単身者向けのアパートは狭いものが多く、もっと広々とした生活をしたいといった願望の裏返しともいえるでしょう。
「慣れ親しんだ街」を決定理由にあげたのは単身男性6.5%、単身女性7.3%に対し、夫婦・カップル19.0%、夫婦と子供27.1%。子供がいるファミリー層は慣れ親しんだ街でアパートを探す傾向がうかがえます。
2.部屋選びの最重視ポイント
「外観」、「性能」より「間取り」(居住空間)、「設備」、「環境」を重視
部屋選びの最重視ポイントとしてスコアが高いのは「間取り」(居住空間)、「設備」、「環境」。「外観」や「性能」は意外とスコアが低いのが注目されます。世帯構成別に重視ポイントを表にすると以下の通りです。
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