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プレスリリース

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—"どこにいても家族とつながっている"新たな3階建て住宅のスタイルを創出—
『デシオ・BR(ビーアール)』の発売について
 

2007年7月9日
積水化学工業株式会社
 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:東郷逸郎)は、団塊ジュニア層をターゲットにした小規模間口・奥行の敷地に対応する3階建て住宅『デシオBR※1』を開発、7月28日(土)より全国(沖縄、積雪地区を除く)で発売します。
 最近のトレンドとしては、都市部に集中していた3階建て住宅が郊外分散化の様相を強くし、首都圏及び主要都市部から30km超の都市郊外・近郊県で増加傾向にあります。郊外分散化にともなって2階建て中心のエリアで建設されるケースも増え、狭い敷地の有効活用ニーズの高まりから間口が狭くコンパクトな3階建て住宅のニーズが強くなっています。
 新商品『デシオ・BR』は、"セキスイハイムならではの温熱性能"をベースに、オープン階段と踊り場を活用することで生まれる開放感とプラスα空間により、"どこにいても家族とつながっている"、しかも快適さを高いレベルで維持できる、団塊ジュニア向けの新たな3階建て住宅のスタイルを創出します。
 今回は、天然鉱物を主成分とする独自の新外壁素材を開発、永く美しい外観を保つ外壁として訴求していきます。また、新外壁の高い強度とボックスラーメン構造躯体との組み合わせにより、3階建てオープンプランでも品確法最高等級(3・3・2)を標準仕様としました。

■『デシオ・BR(ビーアール)』の特徴

1.新・階段空間「スキップ・タワー」を開発(特許出願中)

 新・階段空間「スキップ・タワー」は、オープン階段と交流コーナー(踊り場)=「PIT※2(ピット)」で構成されます。この「PIT」と各階フロアの床面との組み合わせにより、住む人のライフスタイルに自在に合わせた32通りの階段空間を創出します。

2.立体交流の「楽しさ」「気持ちよさ」「自由自在」を提案

 『デシオBR』は、新・階段空間「スキップ・タワー」の採用により、(1)立体的な空間の広がりと家族のコミュニケーションが促進、(2)限られた広さでも吹抜け効果で広々感が得られるとともに通風・採光が向上、(3)半階移動で上下移動の負担が軽減、家事が効率化、(4)家族の変化にもフレキシブルに対応します。

3.「ビオレジストーンウォール」の開発によりLCC大幅削減

 「ビオレジストーンウォール」は、当社の独自技術で開発した天然鉱物が主成分の外壁で、(1)紫外線や二酸化炭素、その他気象条件などの劣化要因に対し強さを発揮、(2)最大凹凸14ミリの繊細かつ彫りの深い意匠と上品なベージュ色の無塗装特有の自然な質感により、街並みと調和しながらもさりげない高級感を演出します。さらに、(3)メンテナンスのための塗装が不要で、LCC(ライフサイクルコスト)を大幅に削減します。

※1 「BR」は新開発のビオレジストーン(Bio-resi Stone)ウォールの頭文字です。この外壁が醸し出す上品な外観がイメージできるようネーミングしました。
※2 "ピットイン"する感覚で立ち寄れる家族の中間基地の意味を込めてネーミングしました。

■開発背景

 小規模3階建ての実態を調査すると、多いプランは1階客間、2階LDK、3階居室というプランニングですが、2階のLDKに人・モノが集まり過ぎの傾向があります。これは、階段空間を最小限にまとめ、各階の床面積を最大限に確保しようとする従来のプランニングが、各階を空間的にも心理的にも分断してしまうことが大きな要因です。孤立感の高い1、3階の寂しさや、そこからくる移動の大儀さが2階LDKへの人・モノの過度集中を生み出すのです。1、3階が有効活用できず、小規模間取りが、より狭くなっている実態が明らかになっています。狭小空間を広く使うためにはタテ方向の活用・移動の容易さが不可欠ですが、『デシオ・BR』は新たな空間活用術でこれを解決しました。

■商品コンセプト

 近郊、郊外の小規模敷地に対応し、スタイリッシュで多機能なオープン階段空間の活用により、"どこにいても家族とつながっている"、しかも快適さを高いレベルで維持できる、新たな3階建て住宅のスタイル創出をコンセプトに開発しました。

■『デシオ・BR(ビーアール)』の概要

1.新・階段空間「スキップ・タワー」を新たに開発(特許出願中)

 『デシオ・BR』は、新・階段空間「スキップ・タワー」の開発により、ユニット工法ならではの3階建ての容積を余すことなく活用した新感覚の3階建て住宅です。
 「スキップ・タワー」を構成する交流コーナー「PIT」は、今まで暗くて狭かった階段踊り場を活用することで生まれた空間で、1階床~2階床間、2階床~3階床間、3階床~3階天井間の中間に自在な形で、最大6層まで配置が可能。32通りのライフスタイルを創出します。
 この「PIT」は、「3階建てなのに、2階LDKに人も物も集まり過ぎ、実質、非常に狭い空間になっていること」を解決し、タテとヨコのスペースが程よくつながり、暮らしに広がりを与えています。

2.プラスα空間で立体交流の「楽しさ」「気持ちよさ」「自由自在」を提案

 交流コーナー「PIT」の活用で、(1)家族のコミュニケーションを促進("どこにいても家族とつながる"空間構成)、(2)限られた広さでも吹抜け効果で広々と感じられるとともに、通風・採光を向上、(3)半階ごとの移動なので日常の生活も楽。家事を効率化、(4)階段空間も含めてまるごと床面積・容積を使うという発想で、家族の変化にもフレキシブルに対応。『デシオBR』ならではのプラスα空間により立体交流が楽しめます。

3.高耐久無塗装外壁「ビオレジストーンウォール※3」の開発によりLCC大幅削減

 「ビオレジストーンウォール」は、当社の独自技術で開発した天然鉱物が主成分の高耐久外壁です。(1)表面の塗装なしでも紫外線や二酸化炭素、その他気象条件などの劣化要因に対し強さを発揮します。また、(2)ALC等の塗装外壁では表現できない最大凹凸14ミリの繊細かつ彫りの深い意匠と上品なベージュ色の無塗装特有の自然な質感により、街並みと調和しながらもさりげない高級感を演出します。さらに、(3)メンテナンスのための塗装が不要で、一般の塗装外壁に比べてLCC(ライフサイクルコスト:住まいにかかる費用「建築費」「光熱費」「メンテナンス費」「リフォーム費」「解体費」をトータルで考えるという発想)を大幅(約3分の1)に削減します。

※3 BIO(Bau Inorganicの略で、住まい、無機物の意。BIOの語意である生命、自然との共存という願いも込めた)とResist(高耐久)の造語

4.暮らし方に合わせた快適空間を実現

 『デシオBR』は、セキスイハイムならではの高気密・高断熱躯体をベースに、冬は床下蓄熱暖房システム「ウォームファクトリー」と熱交換型第一種換気除湿・加温システム「エアファクトリー」により、オープンプランでも1階から3階まで温度差が少なく、また、夏は排熱・遮熱システム「クールファクトリー」と「エアファクトリー」により、エアコンだけに頼らない、暮らし方に合わせた快適空間を実現します。

■販売価格/販売目標

 販売価格は3.3㎡あたり67万円~。
 販売目標は2007年度800棟(デシオシリーズ全体)を計画しています。

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