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プレスリリース

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太陽光発電システム搭載実績№1の「セキスイハイム」集大成モデル
40周年記念商品『進・パルフェ』の発売について
— 「環境・快適・安心」性能を一段とレベルアップ —

■「庇延長システム」等により約40坪の住宅に6.8kWの大容量太陽光発電システム(以下PV)が搭載可能
■ 床下大空間を活用した通年型空気調節システム「快適エアリー」を開発
■「αプランニングシステム」の開発で敷地・プラン対応力およびデザイン性を強化

2009年10月15日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二)は10月31日(土)より、セキスイハイム40周年記念商品『進・パルフェ 』を全国(沖縄・北海道・一部積雪地域除く)で発売します。
 当社が工場生産化率の高いユニット工法を開発、セキスイハイムブランドで住宅事業に参入したのは1970年、この程40周年を迎えます。この間に住宅を取り巻く環境は大きく変化しました。住生活基本法や長期優良住宅の普及の促進に関する法律が施行されるなど、フローからストック重視へ転換。さらに低炭素社会へ向けてPV普及・拡大の施策が打ち出され、PV大容量化の動きも加速されつつあります。
 今回投入する『進・パルフェ』は、躯体の高い基本性能をベースに、環境性能を一段と引き上げた商品です。屋根を進化させることで、約40坪の標準サイズの住宅に6.8kWのPVを搭載可能にしたほか、床下大空間を活用した通年型空気調節システムなどの新技術の開発によって「環境・快適・安心」性能を一段とレベルアップ、「セキスイハイム」の集大成モデルとしてアピールしていきます。

『進・パルフェ 』の訴求ポイント

1.「庇延長システム」等により約40坪の住宅に6.8kWの大容量PVが搭載可能

フラットルーフの「パルフェ」は、もともとPV搭載に優位性がありますが、新たな「庇延長システム」、「屋根余剰スペース活用設計」、「太陽光発電パネルの出力アップ」によりさらに進化。標準的な広さ(延床面積約40坪)の住宅でも6.8kW(1台のパワコン※1のほぼ最大能力)の大容量システムが可能になりました。さらに、国からの補助金と新たな買取制度を活用することで、PVの償却期間を約8年に短縮することが可能となりました。

2.床下大空間を活用した通年型空気調節システム「快適エアリー」を開発

今回新たに開発した通年型空気調節システム「快適エアリー」は、セキスイハイム独自の床下大空間を活用した「あったかハイム」の進化形。ヒートポンプ式空調と第一種換気を床下に備え、床下も含めた温湿度・空気環境を季節に応じて調整することで、健康、快適な室内環境と省エネをバランスよく両立させた独自の新空調システムです。年じゅう、家じゅう、「あったか+さわやか」な快適環境を実現します。

3.「αプランニングシステム」の開発で敷地・プラン対応力およびデザイン性を強化

新たに玄関、階段、設備等の機能空間と専用サイズを有する付帯空間サブシステム「αプランニングシステム」を開発。ユニットによる居住空間にフレキシブルにジョイントすることで、プランニングの自由度・柔軟性を大幅に向上させ、空間力を拡大するとともに価格対応力向上も実現しました。さらに、この「αプランニングシステム」により、「α空間」と新外構・新外壁・新開口・新庇の組み合わせで表情豊かなモダンデザインを実現します。

※1 パワコン:パワーコンディショナの略。太陽電池からの直流電力を家庭で使える交流電力に変換する機器のこと。

■『進・パルフェ』の開発背景

(1)PVは大容量化への流れが加速
 年々深刻化する地球温暖化問題。国もPVの導入・拡大を図るため、昨年アクションプログラムを策定。PVを2020年までに10倍(2009年度に入り20倍に引き上げられている)、2030年までに40倍に拡大する目標を掲げました。これを受けて今年1月からPV補助金制度(1kWあたり7万円の補助)を復活したほか、11月からはPVによる余剰電力を1kWhあたり48円※2で10年間電力会社に売ることができる「新たな買取制度」がスタートするなど、搭載率はもちろんのこと、大容量化への流れも加速しようとしています。当社は1998年からPV搭載を開始、2003年からは光熱費ゼロ仕様を発売するなど業界を牽引して来ましたが、PV搭載トップランナーとして国の施策にいち早く対応し、大容量PV搭載を目指したものです。
※2 当初住宅用は1kWhあたり48円
(2)環境・快適性能競争の本格化
 長期優良住宅の普及の促進に関する法律が施行され、耐震性能や省エネ性能など高いレベルの基本性能が要求されています。一方で、より快適な生活の実現には、エネルギー消費の増加が予想されることから、設備面での省エネが不可欠。環境問題やエネルギーコストの上昇などに対応するため、建物内の温度差を少なくし、健康・快適性を向上させながら、省エネ・省コストを両立できる冷暖房システムが必要となります。
(3)ストック重視の潮流に対応
 住宅の量が充足し、住宅政策もフローからストック重視へ転換、良いものをきちんとつくって、大切に維持・管理しながら多世代にわたって住み継いでいくという永続性(サスティナブル)を目指した住まいづくりの潮流が大きくなりつつあります。そのためには、ライフスタイルやライフステージの変化に対応する空間力を高めることが重要となってきます。 『進・パルフェ』では、ユニット工法を進化させ、空間力(敷地、床面積、プラン対応力)を高めると同時にイニシャルコスト面でのコストダウンも目指しました。

■『進・パルフェ 』の特徴

 『進・パルフェ 』の商品開発コンセプトは、住まいと入居者の永続性(サスティナブル)を追求し、その源泉である「環境・快適・安心」性能の最高水準バランスをセキスイハイム独自の技術により実現することです。PV大容量化時代の到来に対応するとともに、フラットルーフの「パルフェ」をさらに進化させるため、3つの新たな独自技術を開発しました。

1.「庇延長システム」等により約40坪の住宅に6.8kWの大容量PVが搭載可能

 フラットルーフの「パルフェ」は、従来からPV搭載には優位性を持っていましたが、『進・パルフェ』では、バルコニー上の庇の出幅を大きくすることで本来の機能である雨や日差しを遮る役割だけでなく、屋根面積拡大を狙った「庇延長システム」の開発や「屋根余剰スペース活用設計」の採用により、大容量のPV搭載が可能となりました。これにより、太陽光発電パネル自体の出力アップと併せ、標準的な広さ(延床面積約40坪)の住宅に6.8kWの大容量PV搭載が可能となりました。
 11月からスタートする「新たな買取制度」では、余剰電力を1kWh あたり48円で10年間電力会社に売ることができるようになるため、発電容量が大きいほど有利なのはいうまでもありません。約40坪の『進・パルフェ 』に6.8kWのPVを搭載することで、年間26万円の売電も可能(当社試算※2)。PV補助金制度も併せ、これまで12~15年かかっていたPVの償却を約8年に短縮することが可能となります。

※2 試算条件:名古屋地域の気象条件/139㎡のモデルプラン/2008年9月現在のエネルギー料金体系(燃料調整費含まず)、10年目までの売電単価48円/kWhで計算。
実際の光熱費は敷地条件、プラン、使用電化製品、生活スタイルなどにより変わります。

2. 床下大空間を活用した通年型空気調節システム「快適エアリー」を開発

 通年型空気調節システム「快適エアリー」は、好評の「あったかハイム」の次世代型快適設備として開発。ユニット工法ならではの床下大空間にヒートポンプ式空調と、熱交換式第1種換気システムを併設することで、床下空間も含めた温湿度、空気環境を季節に応じて調節します。冬は暖気を床下にも噴出すため、1階全体が「足元からじんわりあったか」はそのままに、冷房・除湿機能の追加で「夏のさわやか」への要望も実現できるようになりました。
 最も活用度の高い1階LDKではメイン空調としてしっかり冷暖房・除湿。2階を含めた他のスペースは余力を分配するサポート冷暖房として機能します。個別のエアコンなどは必要に応じて最小限運転するだけで快適に過ごせ、特に冬場はヒートショック等の原因となる温度差の軽減を図ります。
 「快適エアリー」は、エネルギー効率の高いヒートポンプ式の採用と深夜電力を活用するタイマー運転制御機能で、年じゅう、家じゅう「あったか+さわやか」な快適室内空間を省エネ・省コストで実現する独自の新空調システムです。

3.「αプランニングシステム」の開発で敷地・プラン対応力を強化

 「αプランニングシステム」は、従来のユニットで空間を構成する発想を進化させ、ボックスラーメンユニットの強靭な躯体を利用しながら、ユニット躯体に付帯空間をジョイントできるサブシステムです。
 ユニットのもつサイズバリエーションより小回りが利くため、従来のユニット構成では調整しづらかった細かな敷地、床面積、プラン対応が可能となり、ユニット工法の空間力がさらに進化しました。付帯空間は玄関・階段・設備の機能空間と用途を選ばない居住空間の合計4種類があり、2階への単独設置も可能。「αプランニングシステム」を活用したプランの最適化により、従来とほぼ同様のゾーニングでもコストダウンが可能となり、価格対応力も向上しました。

4.ハイムらしい機能美の追求によりデザイン性を強化

 『進・パルフェ』では、「α空間」「玄関ポーチ」「バルコニー」が一体となって陰影感あふれるファサードを実現しました。
 また、「αプランニングシステム」に加え「新庇」「新外壁」「新開口」「ブラウン外装色」など新外観アイテムを採用することで、コンパクトなプランでも表情豊かなハイムらしい機能美を演出。今後さらに拡大、多様化が予測されるモダン系デザインの強化を図りました。

■販売目標/価格

『進・パルフェ』の販売価格は3.3㎡あたり63万円台から。
(PV6.8kW、快適エアリー、エコキュート、IH搭載)
2009年度下期の販売目標として1,600棟を計画しています。

『進・パルフェ』の代表外観

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