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「2011賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」について

2011年9月27日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二)は、このほど「2011賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」を行いました。今回の調査は、現在賃貸住宅に居住中のカップル層とファミリー層が賃貸住宅をどう考えているのか、その基本的な考え方、賃貸住宅を選ぶ際の重視ポイント、賃貸住宅に住んでみての不満点、さらに将来の住み替え意向についても調査しました。

かつては投資効率の高さも手伝い、また需要も旺盛であったことから単身者向けの賃貸住宅が多く供給されてきたエリアが都市部を中心に多くありました。今では若年層を対象とした単身者向け賃貸住宅は入居者確保に苦戦を強いられているものもあります。一方でファミリー層向けの賃貸住宅は一定の需要があるにもかかわらず供給量が不足している状況にあります。現在、長引く景気の低迷や所有価値観の変化もあり、当面は賃貸住宅でいいと考えるファミリー層も多くいます。

賃貸住宅市場は空室が年々増加しており、賃貸住宅経営は難しさを増しつつあり、入居者に支持される賃貸住宅を供給しなければ空室を抱えることになります。借り手市場が定着した賃貸住宅市場で賃貸住宅経営を成功させるには、まず入居者ニーズを知る必要があります。お客様に選ばれ、可能な限り長く住み続けてもらうためにファミリー賃貸層が求める賃貸住宅ニーズを探ったのが今回の調査です。

■調査結果のポイント

1.賃貸住宅派、過半数を占める

今後10年ぐらいの希望する住まい形態は、これからも「賃貸住宅派(「どちらかといえば賃貸派」を含む)」は54.4%。「どちらでもよい」28.4%、「どちらかといえば自己所有派」17.2%となっています。 

2.「なるべく長く住みたい」が7割も

「賃貸住宅は2-3年で住み替えるもの」と考えている人は10.4%、「気に入った賃貸住宅になるべく長く住みたい」71.0%で、ファミリー層はできるだけ長く住みたいと思っています。ただし、「本気で長く住める良質賃貸住宅があまりない」との声も30.2%あります。

3.賃貸選びの重視点、不満点

賃貸住宅を選択する際、地域や場所を除いて重視することは、1位が「間取り」79%、次いで「トイレと洗面脱衣室の分離」59.2%、「部屋の数」56.6%、「駐車場」(台数、駐車場までの距離)56.0%、「収納量」55.6%の順。一方、不満に思うことは防音や収納使い勝手、キッチンの大きさや位置などです。

■調査の概要

調査目的:カップル層、ファミリー層の賃貸住宅ニーズの把握
調査対象:賃貸住宅に居住の25~45歳の夫婦及び家族
調査エリア:全国(首都圏に偏らないように配慮)
調査方法:Web調査
有効回答数:500件(男250、女250)
調査期間:2011年7月9日~20日

■調査結果の概要

1.賃貸住宅派、過半数を占める

今後10年ぐらいを想定しての希望する住まいの形態は、これからも「賃貸住宅派(「どちらかといえば賃貸派」を含む)」は54.4%。「どちらでもよい」28.4%、「どちらかといえば自己所有派」17.2%となっています。

賃貸住宅を選択する理由は、「賃貸のほうが自由に引越せるなど自由度がある」67.6%、「家族構成やライフスタイルなどに合わせて容易に住みかえられる」46.3%などフレキシブルに住み替えられることをあげています。「家を所有する資金的余裕がない」40.4%は第3位。
 自由回答では「自然災害と所有リスク」を理由に賃貸を選択すると言った、今回の震災の影響を強く意識させる回答が目立ちました。

賃貸住宅を選択する理由は、「賃貸のほうが自由に引越せるなど自由度がある」67.6%、「家族構成やライフスタイルなどに合わせて容易に住みかえられる」46.3%などフレキシブルに住み替えられることをあげています。「家を所有する資金的余裕がない」40.4%は第3位。  自由回答では「自然災害と所有リスク」を理由に賃貸を選択すると言った、今回の震災の影響を強く意識させる回答が目立ちました。

一方、賃貸住宅に住みたくない理由は、「賃貸は手を加えたり、自由に変更できない」が52.6%と突出しています。あとは「質(耐震、防音)のよいものがない」22.4%、「プライバシーが保てない」19.3%、「家族向けにふさわしい物件がない」18.9%など。
賃貸住宅を選択する理由は、フレキシブルに住み替えられる自由性をあげています。逆に賃貸住宅に住みたくない大きな理由は、賃貸住宅は部屋の間取りなどを変更する自由度がないことで、これらの問題点を解消すれば賃貸派はさらに増えそうです。

2.賃貸住宅を住み替えるきっかけは小学校入学

今後、賃貸住宅を住み替えるきっかけについては「子どもの成長」40.4%、「転勤」35.0%、「子どもの出生(家族の増加)」34.8%。「子どもの成長」は小学校入学44.1%、中学校入学25.2%、幼稚園入園9.4%で、小学校入学が住み替えの大きな転機となっています。

3.「なるべく長く住みたい」が7割も

「賃貸住宅は2~3年で住み替えるもの」と考えている人は10.4%、「気に入った賃貸住宅になるべく長く住みたい」71.0%でファミリー層は圧倒的に長く住みたいと思っています。ただし、「本気で長く住める良質賃貸住宅があまりない」と思っている人も30.2%います。

4.賃貸選びの重視点

賃貸住宅を選択する時や、決める時に重視すること(地域や場所を除く)は、1位が「間取り」79%、次いで「トイレと洗面脱衣室の分離」59.2%、「部屋の数」56.6%、「駐車場」(台数、駐車場までの距離)56.0%、「収納量」55.6%と続いています。

5.持ち家に比べ賃貸住宅で不満に思う点

不満のベスト3は、「防音(上下の音や隣りの音)」38.4%がトップ。次いで「収納量」34.2%、「キッチン(大きさや配置)」26.2%です。

6.希望の階数

希望の階数は「2階以上がよい」62%が圧倒的に多く、「1階がよい」はわずか14.2%。「1階でも2階でもどちらでもよい」は23.8%。

1階が良いとした人は、「階下への音が気にならない」71.8%、「車などから物を運ぶのに便利」45.1%、「階段を通らずに外に出られる」36.6%などを理由としています。

1階の不満点は「防犯」85.8%、「外からの視線」70.0%、「洗濯物を安心して干せない」54.8%。2~3階の不満点は「階下の人への音の気遣い」81.7%、「階段の上り下りが大変」52.1%となっています。

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