セキスイハイムの特長
理念
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積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(カンパニープレジデント:高下貞二)は、全国の販売エリアで開発している分譲地において、当社のスマートハウス仕様住宅である「進・スマートハイム」による分譲ブランド『スマートハイムシティ』(建築条件付き販売、建売販売)を本格展開します。
当社では今年4月から太陽光発電システム(以下、PV)と独自のホームエネルギーマネジメントシステム(以下HEMS)「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」の3点セットを標準搭載した「進・スマートハイム」を発売しました。コンサルティングサービス付きのHEMSや蓄電池の系統連系など、「実用に即したスマートハウス」として高い評価をいただき、すでに1,000棟以上のご契約※1をいただいております。(PV搭載平均4.6kWのスマートハイムの場合、1,000棟で年間約460万kWhの発電量となり、これは年間約1,700t※2のCO2削減に相当します)
『スマートハイムシティ・プロジェクト』はこうした市場の高いニーズを受け、より多くのお客様に「スマートハイム」をお選びいただけるよう全国規模での分譲供給を行うプロジェクトです。今後はスマートハウスのリーディングカンパニーとして、市場への加速度的な普及促進を図る計画です。展開する分譲ブランド『スマートハイムシティ』は、大規模分譲地(50区画以上)だけでなく、小規模の分譲地(8区画程度)までを対象とし、エネルギーの自給率を高める低炭素の環境性、光熱費ゼロ以下を目指す経済性、停電時に電気が使える安心性が全戸において実現できる街づくり、さらには、スマートハイムのHEMSを全邸で繋いでいくことで、全国規模のエネルギー管理を行う「スマートグリッド」社会構築への貢献を目指していきます。
※1 蓄電池の受注は一部予約であり、事前手続きが完了後に契約する予定分を含みます
※2 平成22年度東京電力CO2実排出係数による換算値
<スマートハイムシティの条件>
(1)PV4.0kW以上 (2)HEMS「スマートハイム・ナビ」 (3)蓄電池「e‐Pocket」
(4)電気自動車(以下EV)専用コンセント (5)まちづくりデザインガイドラインの作成
『スマートハイムシティ』の各住戸には、大容量PV+HEMS+蓄電池の3点セットを標準搭載。PVと蓄電池は系統連系しており、電気を「蓄えて、必要なときに取り出す」ことができるため、分譲地として周辺エリアに対し電力需要のピークカットによる貢献が可能となります。仮想的には周辺エリアへの「再生可能エネルギーの融通」が可能となり、将来のエネルギーの地産地消に向けてのインフラ整備につながっていきます。当社のHEMSは、そのクラウド・コンピューティング技術によりスマートハイム邸の電力情報を自動収集し、パソコンやスマートフォン上で「見える化」できます。この機能を拡大し、各戸・各分譲地の電力情報をつなげることで発電量・CO2削減量の合計量など、日本全国の「スマートハイム」、『スマートハイムシティ』での大規模な環境貢献の「見える化」も可能になり、住む人の大きな居住価値となります。
『スマートハイムシティ・プロジェクト』では、セキスイハイムがマスタープランを作成。お客様のニーズと各地域の気候にあった住まいづくりをトータルプランニングする独自の「まちづくりデザインガイドライン」を作成し、地球環境への優しさ、さらには長期間にわたる資産価値の維持・向上を目指します。また、分譲地ごとの地域特性や住人のライフスタイル特性に応じて無理のない働きかけを行う「コミュニティ・グリーン」を提案します。例えば、隣地との視覚上のグリーン共有や季節感を演出する植栽を共通して施すことなどで住民の交流を促します。こうした地域の円滑なコミュニケーションは、防犯や災害時にも大きな役割を持ち安心・安全な街づくり、ひいては資産価値の向上とお客様に永く愛着を感じていただくことに繋がります。
昨年3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故に伴い、安定的な電力供給と省エネ・節電への社会的意識は大いに高まっています。また、太陽光発電システムやHEMS、蓄電池などに補助金制度が設けられるなど、国を挙げた省エネ・節電の取り組みが進みつつあります。そうした中で住宅業界ではスマートハウスの開発と商品化の動きが相次ぎ、今後も普及が加速することが考えられます。当社では今年4月に大容量PV+HEMS+蓄電池の3点セットを標準搭載した「進・スマートハイム」を発売し、これまで1,000棟以上のご契約※1をいただいていますが、これはそうした社会的な要請を反映したものといえます。
ところで、3.11以降の動きとして顕著なことは、従来のエネルギーシステムの見直しと将来に向けたエネルギーのあり方の模索が進みつつあることです。化石燃料の枯渇や地球温暖化の防止はもちろんのこと、エネルギーをより効率的に活用する社会の仕組みづくりや、その仕組みを我が国の新たな産業として育成し、それによる国際競争力の強化も視野に入っています。
具体的には次世代送配電網「スマートグリッド」構築のための仕組みづくりが始まっていますが、現状のような個別散在的な取り組みでは限界があることが指摘されています。当社が『スマートハイムシティ・プロジェクト』を全国的に展開するのは、PVと蓄電池が系統連系し、HEMSによってコミュニティ単位でエネルギー需給の状況を「見える化」する環境を先頭に立って整えることで、ハウスメーカーとして「スマートグリッド」社会構築への貢献という社会的な責任を果たすことを目指すものです。
※1 蓄電池の受注は一部予約であり、事前手続きが完了後に契約する予定分を含みます
『スマートハイムシティ』の各住戸には、大容量PV+HEMS+蓄電池の3点セットを標準搭載します。その特徴は以下の通りです。
(1)太陽光発電システムを全戸に搭載
当社は10万戸を超えるPV搭載実績のある業界のトップ企業です。そのノウハウを生かし、全戸に大容量PV(4kW以上を推奨)の搭載を推進します。これにより、平常時は環境に優しく、経済的な暮らしを可能とする一方、停電時でも一定量の電力を確保することができるようにします。
(2)「スマートハイム・ナビ」を搭載
PVとセットで、システムの効果を最大限に活かし、家全体で省エネを実現するために、住まいのエネルギー(電力)を「見える化」するコミュニケーション型HEMS「スマートハイム・ナビ」を搭載します。各居室やエアコンなどの使用電力をわかりやすく表示するとともに、新コンサルティングサービス「スマートハイムFAN」と組み合わせることで、消費電力のムダを簡単に見つけ効果的で効率的な節電生活を送れるようにサポートいたします。
(3)利用しやすい系統連系タイプの定置型リチウムイオン蓄電池
リチウムイオン蓄電池「e-Pocket」は屋外に設置するタイプ。比較的小型であり、充電までに要する時間は3~4時間程度(下記「経済モード」の場合)。安全性が高いのも特徴。蓄電池をPVも含む電力網に系統連系することで充電、放電の切り替えなどを自動化しており、お客様に操作上の負担をかけないように配慮しています。停電時は蓄電池から電力が供給され、日中にはPVから余った電力が充電されるよう自動で切り替わります。以下の3つのモードが用意されています。
●グリーンモード
日照時間帯はPVで発電する電力で、夜間は蓄電池に貯めたPV余剰電力を使い、足りない分を電力会社から購入するスタイル。自家発電による自然エネルギー中心の暮らし方が可能なモード。大容量PVであるほどエネルギー自給率が高まります。
●経済モード
昼間は大容量ソーラーの電力で生活し、余った分を電力会社に売電します。朝晩は電力料金がお得な前日の深夜のうちに貯めておいた電力を使うスタイルです。単価の安い深夜電力をフルに活用できるという特徴を生かした仕組みで、電力のピークカットの面で社会貢献度が高いモードです。
●非常運転モード
停電時に「e-Pocket」から自動で電力を供給。日中はPVで発電する電力を使用します。余った電力は「e-Pocket」に充電しておくことで夜も電力を使用できます。大容量PVである程、日中の天候の影響を低減できます。
このほか、EV用コンセントも標準装備し、将来のEVやPHV(プラグインハイブリッド車)の普及に備えます。また、メンテナンス費を削減するタイル外壁などセキスイハイムならではのエコロジーな設備仕様もご用意しています。『スマートハイムシティ』では、エネルギー需給の「見える化」をコミュニティ単位で行えるようにでき、それにより大規模な環境貢献を「見える化」していきます。
『スマートハイムシティ・プロジェクト』では、セキスイハイムがマスタープランを作成。お客様のニーズと各地域の気候にあった住まいづくりをトータルプランニングする独自のまちづくり手法を導入し、地球環境への優しさ、さらには長期間にわたる資産価値の維持向上を目指します。その手法は以下の通りです。
(1) 街づくりをトータルにプランニング
「住むほどにその価値が進化するまちづくり」というコンセプトや、住む人に配慮した「まちづくりデザインガイドライン」に沿ってセキスイハイムのデザイナーがトータルプランニングを行い、配置計画、外構、住宅の間取りまでお客様のニーズに合った住まいづくりをご提案、資産価値の維持・向上を図るのが狙いです。また、子育て世代のお客様に対しては高い評価をいただいている「かげやまモデル」のプランも積極的にご提案いたします。
(2) 「コミュニティ・グリーン」を提案
『スマートハイムシティ』では、分譲地ごとの地域特性や住人のライフスタイル特性に応じて無理のない働きかけを行う「コミュニティ・グリーン」を提案します。これは、(a)まちの「緑づくり」を媒介にした新しい居住者間のコミュニケーションを深め、(b)コミュニティづくりのきっかけとして、居住者間のお付き合いの輪を広げ、持続可能な環境を創出します。さらに、円滑なコミュニケーションは、防犯や災害時にも大きな役割を持ち安心・安全な街づくりに繋がります。
上記の「まちづくりデザインガイドライン」と「コミュニティ・グリーン」の導入により、分譲地全体の資産価値が向上し、お客様に永く愛着を感じていただくことにも繋がります。
『スマートハイムシティ・プロジェクト』では、2013年3月までに全国で1,000区画、2014年3月までにさらに1,500区画の分譲販売を計画しています。
その一環として、全国各地での分譲モデルハウスの建築を計画しています。実邸サイズのスマートハイム展示棟として、『スマートハイムシティ』分譲地内で建築していくほか、分譲地以外の街なかにもオープンハウス建築を予定しており、2012年12月までに約40棟の公開を目指しています。
PV+HEMS+蓄電池の3点セットなどの「進・スマートハイム仕様」のメリットをお客さまが体感いただける施設として、気軽に来場いただけるようアピールしていきます。