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プレスリリース

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大容量蓄電池「e‐Pocket(イーポケット)」搭載の『進・スマートハイム』が
2,000棟を突破!今後さらに搭載加速へ

  • ■大容量ソーラー+HEMS+蓄電池の3点セットが好評
    ■「スマートハイムシティ・プロジェクト」を全国展開

2012年12月25日
積水化学工業株式会社

積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:髙下貞二)は今年4月28日に、大容量の太陽光発電システム(以下PV)、コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム(以下HEMS)「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e‐Pocket(イーポケット)」の3点セットを搭載した『進・スマートハイム』を発売しましたが、12月17日時点でその受注棟数が2,000棟※1を突破しましたのでお知らせします。

「e‐Pocket」を搭載する『進・スマートハイム』は、発売から4ヵ月が経過した8月末時点で1,000棟を突破しました。これは蓄電池搭載時に必要となる系統連系申請について、各電力会社との協議や申請方法の確立など、業界に先駆けて取り組んできた結果といえます。

今回の2,000棟突破は、注文住宅事業で『進・スマートハイム』の販売が順調に推移していることに加え、分譲住宅における「スマートハイムシティ・プロジェクト」※2がスタートしたことも要因です。今後「スマートハイムシティ・プロジェクト」の本格展開により分譲住宅でも、『進・スマートハイム』受注の伸びがさらに加速することになります(一部分譲地の状況でPVや蓄電池搭載が不可能な場合あり)。

当社は今年2月3日に「ソーラー住宅建設棟数№1」としてギネス世界記録TMに認定されたPV搭載住宅のトップメーカーと自負しておりますが、今後はPVと同様にHEMS・蓄電池の搭載など、スマートハウスでもトップメーカーとなるべく邁進致します。これは、国の蓄電池普及の動きに沿い、住宅分野における省エネルギー化の推進、再生可能エネルギーを活用しながら省エネルギーを実現できる社会(スマートグリッド社会)の構築に対して貢献するものと考えております。

※1 蓄電池の受注は一部予約であり、事前手続きが完了後に契約する予定分を含みます。
※2 9月から分譲住宅事業の強化を目的としてプロジェクトをスタート。『進・スマートハイム』による分譲住宅を全国で展開。

『進・スマートハイム』2,000棟突破と蓄電池搭載加速のポイント

1.大容量PV+HEMS+蓄電池の3点をセットが好評

『進・スマートハイム』は、高性能躯体に大容量PVとHEMS「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e‐Pocket(5.53kWhと7.2kWhの2タイプ)」を搭載し、電力網に系統連系します。蓄電池には、グリーンモード(自立優先モード)、経済モード、非常運転モード(停電時モード)の3つのモードを用意し、電力に対するお客様の様々なニーズにお応えできることが評価されました。お客様毎に、予めPVの発電量や光熱費などに関するシミュレーションを実施。代表プランでのシミュレーションによる平均年間光熱費は、一般的な住宅に比べ324,000円削減することが可能となります。これにより、お建て頂いた後の光熱費削減効果を訴求しました。

2.「スマートハイムシティ・プロジェクト」を全国展開

「スマートハイムシティ・プロジェクト」は、大容量PV+HEMS+蓄電池の3点セットを採用する『進・スマートハイム』による街づくりです。3点セットのほか、電気自動車(以下EV)用充電器など先進のアイテムを採用することで、エネルギーの自給率を高める低炭素の環境性、光熱費ゼロ以下を目指す経済性、停電時にも電気が使える安心性が実現できる街づくりとします。さらには、スマートハイムのHEMSを全邸で繋いでいくことで全国規模のエネルギー管理を行う「スマートグリッド」社会構築への貢献を目指していきます。

■『進・スマートハイム』2,000棟突破の背景

2011年3月に発生した東日本大震災とそれに伴う原発事故は、我が国のエネルギーのあり方に大きな変化をもたらしました。従来型のエネルギー政策から、再生可能エネルギーの活用、より省エネルギーな社会の構築という方向に進んでいることは確かです。しかし、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーは、気象条件に左右されるためエネルギー供給の平準化が困難とされ、大きな課題として指摘されています。そこで注目されるのが蓄電池の存在です。従来の電力需給では需要のピーク時と少ない時間帯とで差が大きかったことが問題でしたが、蓄電池を活用することで「ピークカット」を可能とし、エネルギー供給と需要のギャップを少なくすることが期待されています。

このような状況の中、経済産業省では2012年1月、「蓄電池戦略プロジェクトチーム」を発足し、蓄電池普及への本格的な取り組みをスタートしました。具体的には「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業補助金」制度を3月に開始しています。

当社では系統連系申請について、各電力会社との協議や申請方法の確立など、業界に先駆けて取り組んできました。7月には蓄電池システムの安全基準(S-認証)を電気安全環境研究所(JET)等の第三者認証機関にて確認し、安全・安心な電気製品として出荷が開始されるなど、普及への環境が整いつつあります(S-認証を取得した蓄電池システムは、個々の申請により補助金が受けられます)。

当社では、国の蓄電池普及の動きに沿い、住宅分野における省エネルギー化の推進、再生可能エネルギーを活用しながら省エネルギーを実現できる社会(スマートグリッド社会)の構築に対して貢献するべく、『進・スマートハイム』のさらなる受注拡大を推進する考えです。

■「進・スマートハイム」2,000棟突破と蓄電と搭載加速のポイント

1.大容量PV+HEMS+蓄電池の3点をセットが好評

『進・スマートハイム』は、高性能躯体に大容量PVとHEMS「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e‐Pocket(5.53kWhと7.2kWhの2タイプ)」、を搭載し、電力網に系統連系します。蓄電池をPVも含む電力網に系統連系することで充電、放電の切り替えなどを自動化しており、お客様に操作上の負担をかけないように配慮しています。停電時には自動的に蓄電池から設定した部屋、コンセントへ電力が供給されるように切り替わります。「e‐Pocket」には以下の3つのモードが用意されています。

グリーンモード
日照時間帯はPVで発電する電力で生活、夜間は蓄電池に貯めたPV余剰電力を使い、足りない分を電力会社から購入するスタイルです。自家発電による自然エネルギー中心の暮らし方が可能なモードです。大容量PVである程エネルギー自給率が高まります。

経済モード
昼間は大容量ソーラーの電力で生活し、余った分を電力会社に売電します。朝晩は電力料金がお得な深夜のうちに貯めておいた電力を使うスタイルです。単価の安い深夜電力をフルに活用できるという特長を生かした仕組みで、電力のピークカットの面で社会貢献度が高いモードです。

非常運転モード
停電時に「e‐Pocket」から自動で電力を供給します。日中はPVで発電する電力を使用します。余った電力は「e‐Pocket」に充電しておくことで、夜も電力を使用できます。大容量PVである程、日中の天候の影響を低減できます。

HEMS「スマートハイム・ナビ」は、当社とお客様をインターネット上で繋ぎ、測定された住宅内の電力(消費&発電&充放電)情報を自動集約し、データセンターで蓄積・管理します。使用状況や分析結果をパソコンやスマートフォン上に「見える化」し、お客様自らが電力の需給状況や光熱費を詳しく把握でき、快適性と経済性のバランスのとれた、より効率的な省エネ生活が無理せず可能になります。

2.平均年間光熱費約32万円削減を訴求

『進・スマートハイム』は、発売にあたって蓄電池の実証実験を基に効果検証解析を行ないました。具体的には、(1)実邸5邸での蓄電池の充放電の挙動把握 (2)年間消費電力量を把握しているHEMSモデル邸50邸での年間電力消費パターンでの蓄電池導入効果の検証 (3)2012年HEMS設置邸約1,000邸の消費電力データを使った蓄電池導入効果の把握(ライフスタイルの違いによる導入効果変動把握)です。その結果、蓄電池(5.53㎾h)を導入し、グリーンモードで稼働させた場合、住宅全体で使う年間エネルギーのうちPVによる自家発電分が33%、蓄電池分が28%、電力会社からの購入分が39%となり、PVと蓄電池を合わせた年間エネルギー自給率61%※3も実現が可能であることを確認しました。

また、経済モードで蓄電池を稼働させた場合、全国平均25,200円/年の光熱費削減効果があること、生活スタイルの違いにより19,800~30,900円/年程度の効果に違いがあることがわかりました。『進・スマートハイム』のモデルプランにて、年間光熱費を試算すると-51,000円となり、一般住宅と比べ年間324,000円の削減※4となります。これらは、「スマートハイム・ナビ」を活用することによる、最適なエネルギーコンサルティングと、大容量PVを搭載できるセキスイハイムならではの結果といえます。

※3 グリーンモード計算条件 2階建て138㎡(エアコン間欠運転)、PV(4.8㎾)、蓄電システム(5.53㎾h)、Q値2.1、エコキュート(従量電灯契約、日中稼働運転)、HEMS導入効果10%削減と想定
本シミュレーションはエコキュートを従量電灯契約、日中稼動させる条件で算出しています。一般的な深夜電力プランにて、深夜に稼動する条件で算出する場合、約40%のエネルギー自給率となります(試算条件によって異なります)。

※4 経済モード計算条件 2階建て138㎡(エアコン間欠運転)、オール電化、PV(4.8㎾)、蓄電システム(5.53㎾h)、
Q値2.1、エコキュート、HEMS導入効果10%削減と想定〈中部電力エリア 2012年4月時点の試算〉

3.省エネ・節電、経済性、快適性に高評価

『進・スマートハイム』は高い躯体性能をベースに、「快適エアリー」など住み心地を考慮した最新の設備機器を導入しています。快適エアリーはユニット工法ならではの床下大空間にヒートポンプ式空調と、熱交換式第1種換気システムを併設することで、床下空間も含めた温湿度、空気環境を季節に応じて調節する通年型空気調節システムです。冬は暖気を床下にも吹き出すため、1階全体が「足元からじんわりあったか」、冷房・除湿機能で「夏のさわやか」への要望も実現できます。

さらに、「スマートハイム・ナビ」を活用したコンサルティングサービス「スマートハイムFAN」も用意しました。お客様の生活に即した省エネ生活の方法を具体的な家電製品の使い方(ON・OFF・温度設定・タイマーの設定など)に落し込んで説明し、それを実践した場合の効果を電気代として提示することで、どの設備機器の使用を工夫すればより省エネで、光熱費を削減できるか等、お客様毎にコンサルティングを実施します。

7月から機能強化した「スマートハイム・ナビ」は蓄電池対応仕様となり、トップ画面に蓄電池の期間別の充電推移等を新たに表示できるようになりました。さらにエネルギー消費の表示についても、消費量の前年比較と売電買電金額の履歴の表示も追加し、総消費量/日・発電量/日・売電量/日・買電量/日の年間のベスト5(最大・最小)等がわかるようになりました。新たな「見える化」機能強化により省エネを促進します。

また、蓄電池に関するコンサルティングも新たに今秋より追加しました。蓄電池「e‐Pocket」には「経済モード」「グリーンモード」「非常運転モード」の3つのモードがありますが、それぞれについての適切な使い方をコンサルティングしています。

さらに、PVの適正な発電と蓄電池の経年劣化など、設備の状態をクラウドサービスを通じて診断する、「見守りサービス」をスタートしました。『スマートハイム・ナビ』を通じてセキスイハイムがPVと蓄電池の状態を常時チェックし、異常があればお客様にお知らせします。このようなサービス面の充実もお客様から高い評価を得ているポイントといえそうです。

4.「スマートハイムシティ・プロジェクト」を全国展開

「スマートハイムシティ・プロジェクト」では、(1)大容量PV(4kW以上推奨)、(2)HEMS「スマートハイム・ナビ」、(3)蓄電池「e‐Pocket」、(4)電気自動車(EV)専用コンセント、(5)まちづくりガイドラインの作成を基本としています(一部分譲地の状況でPVや蓄電池搭載が不可能な場合があります)。これらを満たす「スマートハイムシティ」を今後積極的に供給することで、エネルギーの自給率を高める低炭素の環境性、光熱費ゼロ以下を目指す経済性、停電時にも電気が使える安心性が実現できる街づくり、さらには、スマートハイムのHEMSを全邸で繋いでいくことで全国規模のエネルギー管理を行う「スマートグリッド」社会構築への貢献を目指していきます。

「スマートハイムシティ・プロジェクト」では、“住むほどにその価値が進化するまちづくり”をコンセプトに、当社デザイン室で分譲地毎にエリアにあった形でマスタープランを策定します。さらに「まちづくりデザインガイドライン」に沿ってトータルプランニングを行い、配置計画、外構、住宅の間取りまでお客様のニーズに合った住まいづくりを提案するのが特長です。

また、住人のひとりひとりが玄関先などを利用し緑を育み、植物を通じて気軽に話しかけられる環境をつくることで、会話が生まれ継続していく「コミュニティ・グリーン」を提案。さらに、街全体の外構計画に基づいた植栽を行い、街の印象を高めます。統一感のある美しい街並みは、街の資産価値の維持・向上に重要な要素です。

現在までに東北、首都圏、近畿の各エリアで既にプロジェクトがスタートしており、今後は全国に広げていく予定です。

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