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プレスリリース

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業界初、減災型・サービス付き高齢者向け住宅 『進・ハーベストメント』 の発売について
◆減災をコンセプトとして蓄電池、太陽光発電システムを標準搭載
◆戸建て住宅トップレベルの基本性能をベースに4つの「経営軸」を実現
◆セキスイグループの知見を集結した「住空間」を実現

2014年4月17日
積水化学工業株式会社

 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:関口俊一)は、当社戸建て住宅商品「スマートハイム」で実績のある定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」と太陽光発電システム(以下、PV)を標準搭載したサービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』を、5月1日より主に医療・介護事業者に向けて発売します※1。
 介護事業については、グループ会社のセキスイオアシス株式会社(本社:名古屋市、長田学社長)が在宅介護サービス事業所「オアシスセンター」の現場を通じ、利用者が安全で活動しやすく、スタッフが介護のしやすい空間づくりのノウハウを蓄積。『進・ハーベストメント』はそれに加え、セキスイハイムグループがこれまでに培ってきた様々な住まいづくりのノウハウを融合したものです。
新商品は蓄電池とPVを標準搭載することにより減災※2への取り組みを強め、「入居者を守りたい」という医療、介護事業者の希望に応えます。なお、大容量の蓄電池とPVを標準搭載した高齢者住宅は業界初となります※3。(当社住宅ブランドであるセキスイハイムはソーラー住宅建設棟数No.1としてギネス世界記録TMに認定されていますが※4、蓄電池を含めたスマートハウス分野でも業界トップランナーとして展開しています)

サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』の特長

1.減災をコンセプトとして蓄電池とPVを標準搭載

 近年、強大な台風、竜巻、大雪などの自然災害による停電が多発しています。それに伴い照明、テレビ、冷蔵庫などの利用ができなくなり、携帯電話等の通信機器の充電もままならなくなります。『進・ハーベストメント』は、以下のアイテムを標準搭載することにより、入居者やスタッフなどが集まる食堂・リビングなど、共用空間にある非常兼用照明スイッチとコンセントから最低限の電力を供給し、安心な生活を送れるようにします。

(1)定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)7.2㎾h」を標準搭載
 災害時に、電力会社からの電力が途絶えたとしても、蓄電池があれば、夜間、共用空間の非常時兼用スイッチとコンセントに接続された照明やテレビ、携帯電話充電等に電力を供給することができます。また日中にPVで発電した電力を蓄電池に貯めることができます※5。

(2)10㎾のPVを標準搭載
 蓄電池に加え、PVが搭載されていることにより、停電時にも最低限の電力を確保できるため、安心です。平常時は「再生可能エネルギーの固定買取制度」の活用で売電収入も見込め、運営事業者の長期安定経営をサポートできます。

2.戸建て住宅トップレベルの基本性能をベースに4つの「経営軸」を実現

 『進・ハーベストメント』は、当社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースにしています。戸建て住宅トップレベルの基本性能のもと、減災経営、環境経営、快適経営、安心経営の4つの「経営軸」を可能とし、入居者、スタッフ、そして運営事業者それぞれの満足にお応えします。

3.セキスイグループの知見を結集した「住空間」を実現

 在宅介護サービス事業所を運営するセキスイオアシス(株)の介護サービスのノウハウと、住宅設備機器の製造・販売をする積水ホームテクノ(株)の介護・自立支援設備を採用するなど、セキスイグループの知見を結集し、入居者ならびにスタッフにも安心で快適な「住空間」を実現します。

※1 北海道、長野県、新潟県、香川県、高知県、徳島県、沖縄県および積雪地域と離島を除きます。
※2 「減災」とは、巨大災害や事故・事件などに備えて、情報や知識、社会組織などを組み合わせ、被害を最小限に「減らすこと」。関西大学社会安全学部の河田恵昭教授(同大学社会安全研究センター長)が1988年に創語した学術語。
※3 業界初は当社調べ。
※4 セキスイハイムグループのソーラー住宅建設棟数(リフォームを含む)142,996棟(2013年12月末現在)は、ギネス世界記録に認定されています。ギネス世界記録はギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です。
※5 「e-Pocket」の放電時間は、蓄電池の残量と使用電力量によって変わります。

■開発背景

 わが国では、65歳以上の人口割合が2012年の24.1%から2050年には38.8%に高齢化が急速に進み、特に65歳以上の独居高齢者は、2010年の479万人から2025年には700万人へ急増すると予想されています※6。こうした背景から、2011年に国土交通省・厚生労働省が創設した登録制度による高齢者を支援する「サービス付き高齢者向け住宅」が整備される方向にあります。また地球温暖化ガスの排出量削減、エネルギー問題への対応、巨大災害に備えた住まいづくりが重要な課題として挙げられます。台風、竜巻、大雪等の気候変動を起因とする災害は近年増加し、それによる停電戸数は、平成25年度は対前年比で230%を超える約230万戸※7となり、生活する上で電力復旧までの最低限の電力確保も問題になっています。
 一方、災害発生時に高齢者は不自由な暮らしによるストレスに弱く、「災害弱者」になりやすいといわれています。今回発売する『進・ハーベストメント』では、災害などによる停電時でも安心できる蓄電池とPVを標準搭載するとともに、セキスイハイムグループがこれまで培ってきた介護事業分野における知見を生かし、「減災」「環境」「快適」「安心」を経営軸に、高齢者にも優しい住まいを提供して参ります。

※6 【出典】内閣府 平成25年度「高齢社会白書」
※7  内閣府 災害情報一覧平成25年 より当社集計

■サービス付き高齢者向け住宅『進ハーベストメント』の特長

1.減災をコンセプトとして蓄電池とPVを標準搭載

 「高齢者が災害弱者になりやすい」ことは、東日本大震災や近年の気候変動による災害の経験からも明確なことです。『進・ハーベストメント』は、どのような時も自宅と同じように過ごすことができる住まいとして、災害などによる停電時でも一定時間、電力を確保できるシステムとしました。

(1) 定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」を標準搭載
 「e-Pocket(イーポケット)」の容量は7.2㎾h、フル充電までに要する時間は3~4時間程度で、充放電時間を壁リモコンで設定できます。停電時は、PVを自立運転に切り替えることで充電が可能となり、自動で非常兼用スイッチとコンセントへ電力を供給します。

(2)10㎾のPVを標準搭載
 『進・ハーベストメント』は、当社戸建て住宅「パルフェ」をベースにした商品で、フラットルーフの屋根を活用し10㎾のPVを標準搭載しました。これにより、平常時は環境に優しく、エネルギーコストを削減し、停電時でも一定量の電力を確保し、余った電力は蓄電池に貯めることができます。また、「再生可能エネルギーの固定買取制度」の活用が可能となるため、売電収入も見込め、運営事業者の長期安定経営をサポートできます。

2.戸建て住宅トップレベルの基本性能をベースに4つの「経営軸」を実現

 『進・ハーベストメント』は、当社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースとしています。戸建て住宅トップレベルの基本性能に加え、減災経営、環境経営、快適経営、安心経営の4つの「経営軸」を実現させ、入居者、スタッフ、運営事業者などの満足にお応えします。

(1)減災経営
 巨大災害の発生で高齢者は「災害弱者」となることが懸念されます。入居者の命と資産を守る強い住まいを経営の力とするために、当社戸建て住宅と同じ躯体で耐震性能を実現。さらに、蓄電池とPVにより、電力が復旧するまで最低限の電力を確保することができます。

(2)環境経営
 蓄電池とPVの活用により、環境負荷を低減しながら、光熱費の抑制を実現できる他、磁器タイル外壁やステンレス屋根材など高耐久部材の使用により、メンテナンスの費用を低減し、維持管理費を抑えられます。環境を見据えた事業経営は、運営事業者にとって競争力の強化につながります。

(3)快適経営
 戸建レベルの快適な居住性能を実現。高気密・高断熱で冷暖房費を低減するだけでなく、部屋ごとの温度差を少なくすることで「ヒートショック」※8を減らし、入居者に快適な空間を提供します。

(4)安心経営
 設計どおりの高品質な住まいをお届けするために、工場で大半を生産する「ユニット工法」を採用、部材・部品を工場で一元管理します。また、建物をお引き渡しした後も、定期的な点検と診断、長期保証とサポートを実施し、安心の事業運営を継続できます。

※8 急激な温度の変化により血圧が上下し、脈拍の変動が起こる現象のこと。脳梗塞や心筋梗塞などの危険性があり、特に高齢者は注意が必要とされる。

3.セキスイグループの知見を結集した「住空間」を『進・ハーベストメント』で実現

(1)在宅介護サービス事業所「オアシスセンター」の運営ノウハウ
 今年で10周年を迎えるセキスイオアシス (株)が運営する「オアシスセンター」は、利用者のニーズに応じて選択できる3種のデイサービスを主とし、居宅介護支援、訪問看護、小規模多機能型居宅介護など各種の在宅サービスを複合的に運営しています。『進・ハーベストメント』の開発・設計には、二次予防事業対象者※9から医療依存度の高い高齢者まで幅広く対応する「オアシスセンター」が蓄積した、対象者に適した空間づくりの知見を役立てています。

※9 二次予防事業対象者:要介護状態・要支援状態にはないが、そのおそれがあると考えられる65歳以上の対象者

<オアシスセンターの知見を活かした疾病予防・介護予防プランニング例>

・ 感染予防のため、出入り口付近に洗面台を設置
・ 肺炎予防のため、口腔ケアを人目を気にせずしっかり行える、独立した洗面室
・ 個々の身体状況に応じた安全な入浴が行え、温熱環境も整えやすい個室ユニットバス
・ 要介護度の高い高齢者もデイサービスを利用しやすいように、ゆとりのある静養室

(2)人間生活工学から生まれた積水ホームテクノ(株)製の介護・自立支援設備を採用
 積水ホームテクノ(株)製の「wells(ウェルス)シリーズ」は、人間生活工学から生まれ、介護する人・される人双方にとって使いやすい介護・自立支援設備です。進・ハーベストメントでは浴室、洗面においてこれらの設備を採用、入居者の自立した入浴をサポートし、介護度の重い入居者への入浴介助負担を軽減します。

【商品名『ハーベストメント(Harvestment)』について】

 ハーベストメント:ハーベスト(実り/収穫)、ベスト(最良の)、メント(アパートメント→共同の住まい)。実りある人生の時期にともに「収穫」をわかちあう「共同の住まい」 という意を込めたネーミングです。

<セキスイオアシス株式会社 会社概要>

オアシスセンター名古屋 ・設   立 2004年4月
・資 本 金 2,000万円(積水化学工業㈱100%出資)
・代 表 者 代表取締役 長田 学
・事業内容 介護保険法に定める在宅介護サービス業
・本社所在地 〒467-0864 愛知県名古屋市瑞穂区豆田町3-11-2

<積水ホームテクノ株式会社 会社概要>

・設   立 2001年4月
・資 本 金 3億6千万円(積水化学工業㈱100%出資)
・代 表 者 代表取締役 森 繁夫
・売上高 約337億円(2013年3月期)
・従業員数 425名(2013年3月31日現在)
・事業内容 「暮らしに快適と安心を」をお届けするための、住宅用設備機器の製造、販売、住宅用建材及び関連部材の販売、商品付帯工事及び建築関連工事、メンテナンス、リフォーム工事
・本社所在地 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30(ニッセイ新大阪ビル17F)

介護、自立支援を実現する「ウェルスバス」 / 省スペースでの車いす利用を想定した高さ変更可能な「ウェルス洗面」

■販売目標

2014年度は30棟を計画しています。

■サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』代表外観

サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』代表外観

<プラン例>

プラン例

サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』(デイサービスセンター併設)外観

サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』(デイサービスセンター併設)外観

<プラン例>

プラン例

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