セキスイハイムの特長
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積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:関口俊一)は、電気自動車と連携する「V2H(Vehicle To Home)」システムを搭載したサービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメントV to Heim(ブイ トゥ ハイム)』を、2015年4月1日より発売します※1。
当社は、2011年4月に戸建て住宅『スマートハイム』の発売以来、スマートハウス仕様の進化と普及拡大に努めてきました。2014年5月には、戸建て住宅のノウハウを活かし、定置型リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」と太陽光発電システムを標準搭載した、減災型※2・サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』を発売しました。
『進・ハーベストメントV to Heim』は、これまでのハーベストメントのメリットを更に進化させた高齢者住宅です。災害時や非常時には、電気自動車※3の大容量蓄電池と太陽光発電システムで、サービス付き高齢者向け住宅の共用部で電力を使用することができ、また電気自動車への充電と電気自動車から高齢者住宅への電力の供給が可能です。これにより入居者様の精神的な不安を最小限に抑え、「高齢者を守りたい」という医療・介護運営事業者様の思いにも応えます。なお、電力会社の系統に電気自動車と太陽光発電システムを連系し実用的に活用できる高齢者住宅は業界初※4となります。
『進・ハーベストメントV to Heim』は、「EV用パワーコンディショナ」と「10㎾の太陽光発電システム」を標準搭載し、電力会社の電力網に系統連系できるV2H(Vehicle to Home)の高齢者住宅です。
これにより電力会社から調達する電力、太陽光発電システム、電気自動車の3電源を最適に利用できます。
サービス付き高齢者向け住宅の施設長様の日頃の営業活動やスタッフ様が行う日常の生活支援サービスに於いて電気自動車が活躍します。またガソリン車に比べて燃料代を削減することが可能となり、電気自動車とガソリン車との価格差は、5年程度で回収できる試算です※5。
近年、台風や竜巻などの自然災害による停電が多発しています。『進・ハーベストメントV to Heim』であれば、日中の停電発生時には、太陽光発電システムで発電した電力を利用できます。また電気自動車への充電で、スタッフ様が電気自動車を利用することが可能となります。
太陽光発電システムが発電しない時間帯には、電気自動車から高齢者住宅の共用部へ電力を供給することができ、最大で約12時間※6電気を使用できます。これにより、当社のユニット工法が持つ戸建て住宅トップレベルの耐震性能と併せて、地域防災拠点としての活躍も期待できます。
『ハーベストメントV to Heim』は、当社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースとしています。戸建て住宅トップレベルの基本性能により、減災経営、環境経営、快適経営、安心経営の4つの「経営軸」で入居者様、スタッフ様、運営事業者様の満足にお応えします。また、セキスイグループの知見を結集した、快適な住空間を提供します。
わが国では、65歳以上の人口割合が2013年の25.1%から2060年には39.9%に高齢化が急速に進み、特に、独居の高齢者は急増すると予想されています※7。このような背景から、2011年に国土交通省・厚生労働省が創設した登録制度による高齢者を支援する「サービス付き高齢者向け住宅」は整備される方向にあります。また、地球温暖化ガス排出量削減のほか、エネルギー問題、巨大災害への備えなどの課題を抱え、住まいづくりにおいてそれらへの解決策の提示が求められています。特に気候変動を要因とする災害は近年増加し、それによる停電時の電力確保が問題になっています。給油所数は大幅に減少し、平成25年度に全国34,706件と、ピークだった平成6年度に比べて約43%の減少となっています※8。
そのような中で、電気自動車は走行中に排出ガスを出さないため環境に優しく、また、災害発生時など万が一ガソリン供給が滞ったとしても、混乱を最小限に防げるということからも注目されています。今後、電気自動車は、近隣にガソリンスタンドが少なく給油に困るような地域、高齢者住宅や医療介護事業所などでも普及拡大するものと考えています。
『進・ハーベストメントV to Heim』は、電気自動車の環境にやさしく経済的で、災害時の安心感などの特長を活かせるV2Hシステムと太陽光発電システムを搭載し、「減災」「環境」「快適」「安心」の4つの経営軸を盛り込むことで、更に進化した減災型・サービス付き高齢者向け住宅として開発しました。
※7 出典:平成26年度版高齢社会白書 内閣府
※8 出典:揮発油事業者数及び給油所数の推移(登録ベース) 資源エネルギー庁 平成26年7月8日
①日中は、サービス付き高齢者向け住宅の施設長様が地域包括支援センターや病院などを訪問し、入居希望者様を紹介していただくための営業活動に、また、スタッフ様が入居者様の身の回りのお世話のために外出する時の日常の足として電気自動車を利用します。屋根に搭載された太陽光発電システムは、発電した電力を高齢者住宅内で消費します。余剰電力は電力会社に売電することができます。
②業務から戻った時は、電気自動車をEV用パワーコンディショナに接続することで充電できます。翌日は、満充電の状態から電気自動車を利用できます。ガソリン車のように給油所へ行く手間も省け、経済的です。
③災害時の停電で電力会社からの電力供給が途絶えた時でも、日中は太陽光発電システムで発電した電力により、高齢者住宅内でテレビの災害情報を視聴したり、電気自動車に充電することができます。スタッフ様は、食材や水、生活用品の調達など、緊急時でも電気自動車を利用することができます。
④非常時の夜間は、電気自動車から入居者様やスタッフ様が集まる食堂・リビングなど、予め設計された回路へ、最大約6,000Wの電力を供給でき、照明や冷蔵庫、テレビ、携帯電話充電などの利用が可能です。
『進・ハーベストメントV to Heim』は、当社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースにしています。戸建て住宅トップレベルの基本性能による高い耐震性能と高気密・高断熱の躯体で冷暖房費を削減、部屋ごとの温度差を少なくすることで「ヒートショック」を軽減し、入居者様に快適な空間を提供します。
また、工場で大半を生産する「ユニット工法」により、設計どおりの高品質な住まいをお届けします。部材・部品を工場で一元管理し、建物をお引き渡しした後も定期的な点検と診断、長期保証とサポートの実施により、減災経営、環境経営、快適経営、安心経営の4つの「経営軸」で、医療・介護事業者様に安心して事業を継続していただけます。
さらに、複合的な在宅介護サービス事業と高齢期のライフステージに対応した地域包括ケアを運営するセキスイオアシス(株)、グループホームや訪問介護などを運営する(株)ヘルシーサービスの介護サービスのノウハウ、住宅設備機器の製造・販売をする積水ホームテクノ(株)の介護・自立支援設備を採用するなど、積水化学グループ各社の知見を結集し、入居者様、スタッフ様に快適な「住環境」を提供します。
2015年度は20棟を計画しています。
<参考>
セキスイオアシス株式会社概要 | |
設 立 | 2004年4月 |
資 本 金 | 2,000万円(積水化学工業(株)100%出資) |
代 表 者 | 代表取締役 村上 修二 |
事業内容 | 介護保険法に定める在宅介護サービス業 |
本社所在地 | 〒467-0864 愛知県名古屋市瑞穂区豆田町3-11-2 |
株式会社ヘルシーサービス概要 | |
設 立 | 1981年10月 |
資 本 金 | 1,000万円(積水化学工業(株)100%出資) |
代 表 者 | 代表取締役 佐久間 則行 |
売上高 | 19億9,300万円(2014年3月期) |
従業員数 | 640名(2014年3月時点) |
事業内容 | 介護保険法に定める介護サービス事業 |
本社所在地 | 〒261-8501千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 |
積水ホームテクノ株式会社概要 | |
設 立 | 2001年4月 |
資 本 金 | 3億6千万円(積水化学工業(株)100%出資) |
代 表 者 | 代表取締役 森 繁夫 |
売上高 | 352億円(2014年3月期) |
従業員数 | 426名(2014年3月31日現在) |
事業内容 | 「暮らしに快適と安心を」をお届けするための、住宅用設備機器の製造、販売、住宅用建材及び 関連部材の販売、商品付帯工事及び建築関連工事、メンテナンス、リフォーム工事 |
本社所在地 | 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30 |