セキスイハイムの特長
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積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:関口俊一)は、セキスイハイムの木質系住宅『グランツーユー f (エフ)』を、セキスイハイム45周年記念商品の第一弾として、2016年1月23日(土)より全国(北海道、沖縄を除く)で発売いたします。この商品は、国が2020年に実現を目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(以下ZEH)」の普及に不可欠な課題として取り上げられている低価格化を目指したものです。
高い工場生産化率を特長とする当社の木質系ユニット住宅「ツーユーホーム」シリーズは、来年で発売35年目を迎えます。現在では、省エネ基準における地域区分「3地域」(青森・秋田・岩手)のZEH基準として定義される「強化外皮基準(UA値)0.5W/㎡K以下」※1を標準仕様でクリアする2×6(ツーバイシックス)ユニット工法の「グランツーユー」を基幹商品として、「快適・安全・安心」を高水準で実現する住宅を提供しております。
今回新たに発売する『グランツーユー f 』では、特に住宅購入者(一次取得者)のおよそ半数を占める30歳代の世帯へのZEH基準をクリアする住宅の取得を容易にするため、「住性能の維持向上」と「住宅の低価格化」の相反する課題に取り組み、販売と建築工程全ての効率化を図りました。これによりZEH基準を満たす高性能2×6住宅のコストダウンを実現しています。
今後当社では木質系商品について、幅広い価格帯に対応可能となった2×6住宅シリーズの販売を促進し、環境貢献住宅の普及を促進していきます。
※1 経済産業省(2015)ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ
『グランツーユー f』は、販売から設計・工場生産・建築現場工事までの全工程の効率化・省力化を実施。国が普及を目指すZEH基準に合致する高い省エネ性を標準仕様でクリアする高性能2×6住宅について、2×4住宅並み(当社比)の価格を実現しました。また、初めて住宅を購入する子育て世代をメイン顧客層に想定し、特に30歳代の女性のニーズを意識したプラン・デザイン提案を行っております。
『グランツーユー f 』は根本から設計を見直し、躯体精度とユニット構造の剛性を大幅に向上した新たな構造体を導入。これにより、今まで建築現場で行っていた天井パネルの微調整や一部の内装・設備工事など、多くの現場作業を予め設備の整った工場で行うことが可能になり、省力化・効率化を実現。現場施工工数を約20%削減しました。職人不足による工賃の上昇など、近年顕在化している建築コストの問題について解決を図っています。
『グランツーユー f 』は、初めて住宅を購入する30歳代のお客様が、スムーズに満足度の高い家づくりの検討ができるよう「セレクトオーダーシステム」を採用。プロのデザイナーが様々なスタイル毎にコーディネートした外装や内装部材のパッケージを、お客様が好みに合わせて選択、組合せることで自分らしい家づくりを可能にしています。これにより、一般的な注文住宅に比べプランやインテリア等の打ち合わせのボリュームを削減。これらの効果も価格に反映することでコストパフォーマンスを高めています。
『グランツーユー f 』は、初めて住宅を購入する子育て世代をメイン顧客層に想定し、特に30歳代の女性のニーズを意識したプラン・デザイン提案を行っております。プランについては、お客様視点のマーケティングから厳選した延床面積が30~40坪の122プラン(東西反転含める)を用意。共働き世帯や生活時間がすれ違いがちな「時差家族」など、子育て世代特有の多忙な生活に向けた提案を随所に取り入れました。また、デザイン面では「木の家」の風合いを感じさせ、自然な素材感を演出する新たな外装材を用意。温かみがあり、自然と街並みに調和する多彩な外観表現を可能としています。
*『グランツーユー f 』命名の由来は、商品のコンセプトを表現する5つのキーワード「fine:上質な」「fit:ちょうどいい」「female:女性の」「factory made:工場生産」「fast:スピーディーな」の頭文字から「f」と命名しました。
12月12日COP21にて「パリ協定」が採択され、新たな温室効果ガスの排出量削減目標を設定する旨の合意が成されましたが、その達成に住宅・建築物の省エネルギー化は重要な要素です。政府は「2020年までに標準的な新築住宅でZEHの実現を目指す」という目標を掲げていますが、ZEHの実現には、一般的に断熱性能の強化や創エネルギー機器導入など多額の追加費用が必要になります。加えて、近年は資材価格の値上がりや、職人不足による工賃の上昇などにより住宅の建築コストは高額化する傾向にあります。
一方、注文住宅(建て替えを除く)、分譲戸建住宅購入者の8割以上は一次取得者であり、そのうちの半数以上を30歳代が占めております※2。国税庁の民間給与実態統計調査によると、30歳代後半の男性の平均給与は10年前と比較すると年間で52万円減少しており※3、ZEHの普及には住宅の低価格化が不可欠な要素であることが分かります。このため、『グランツーユー f 』ではZEH普及への価格問題に応えられるよう開発しました。
また、ライフスタイルの面からも住宅購入者層の中心である30歳代の志向を分析しました。まず、当社の調査研究機関である住環境研究所の関連研究によると、30歳代の大半を占める子育て世帯、特に世帯数全体に対しても多数を占める「共働き世帯」においては、妻の生活に時間的ゆとりが少なく、家族との時間を増やしたいと思っていること等が分かっています※4。また、「家族に夜勤がある」「家族で休日がそろわない」など家族間で生活時間がそろわない、いわゆる「時差家族」が持家世帯の4割強を占め、時差家族では女性(主婦)の感じる家事負担感が他の家族に比べ大きくなっていることが明らかになっています※5。『グランツーユー f 』では、このような家族、特に女性のニーズを意識してプラン提案を行っています。
※2 国土交通省(2015) 平成26年度住宅市場動向調査報告書より ※3 平成16年分調査と平成26年分調査を比較
※4 株式会社住環境研究所(2014)「共働き家族の暮らしと意識に関する調査」について-夫婦ともフルタイムでは働く子育て家族の傾向-
※5 株式会社住環境研究所(2015)「時差家族の住まいと暮らし満足度」調査について
『グランツーユー f 』は、販売から設計・工場生産・建築現場工事までの全工程の効率化・省力化を実施し、国が普及を目指すZEHの強化外皮基準を標準仕様でクリアする高性能2×6住宅について、2×4住宅並み(当社比)の価格を実現しました。また、初めて住宅を購入する子育て世代をメイン顧客層に想定し、特に30歳代の女性のニーズを意識したプラン・デザイン提案を行っております。
『グランツーユー f 』では、これまで建築現場で行っていた天井パネルの微調整や一部の内外装工事・設備工事を、生産設備の整った工場内工程に取り込むことで、工場生産化住宅のメリットである省力化・効率化をさらに追求しました。具体的には、壁・床パネル等の基本構造部分の設計を一から見直し、ユニット構造の躯体精度を大幅に向上させるとともに、床と壁等の接合部においても新たなオリジナル専用金物を活用した強固なジョイントシステムを導入。ユニット単体の剛性を高め、一部の内外装・設備の仕上げ工事の工場内工程への取り込みを可能にしました。 これら『新2×6ユニット工法』の開発・導入により、現場施工工数は従来から約20%削減され、大幅なコストダウンを実現しました。この新工法を今後も積極的に拡大・展開することにより、既に問題が表面化しつつある建築業の「職人不足」による人件費高騰の影響を最小限に抑えて参ります。 |
新しい「壁・床ジョイントシステム」 |
『グランツーユー f 』では、お客様が主体となって、スムーズに自分らしい満足度の高い家づくりができるように「セレクトオーダーシステム」を採用しています。これは、最近人気のスタイルを中心に予めコーディネートした内・外装部材のパッケージをお客様が好みに合わせて選択、組合せることで、完成後のイメージがしやすい安心の家づくりが可能になるシステムです。例えば、外観デザインでは外装基調色をベースにした3つのスタイルパッケージを用意。それに合わせて3種類10色の外壁材を部位ごとにセレクトするだけで、1スタイル当り約100パターンの豊富な外観バリエーションが可能になります。
「セレクトオーダーシステム」では、プランやスタイルパッケージ、仕様・設備までを4つのステップで選定することにより、一般的な注文住宅に比べ検討にかかる打合せボリュームが削減されるため、子育てや共働きで多忙なお客様へも、効率的に満足度の高い家づくりプロセスを提供することができます。
「セレクトオーダーシステム」外観スタイルバリエーション展開の例
「セレクトオーダーシステム」インテリアスタイルバリエーション展開の例
『グランツーユー f 』では、初めて住宅を購入する子育て世代をメイン顧客層に想定し、特に30歳代の女性のニーズを意識したプラン・デザイン提案を行っております。プランについては、ターゲットとなる顧客層の最新間取り動向を分析。家事効率や住み心地等を配慮した上で、『グランツーユー f 』が追及する高効率で省施工メリットが生かせる延床面積30~40坪規模の間取り122プラン(東西反転含める)を用意しました。 具体的には、近年増加している共働き家族や、家族間で生活時間がそろわない、いわゆる「時差家族」についての分析等もプランに反映。特に、これらの家族では、女性(主婦)の生活負担感が大きく、家族内のコミュニケーションが少なくなりがちのため、それらを解消する家事導線の効率化や睡眠環境を整える工夫、家族がつながりやすい仕掛け等の提案を随所に取り入れています。 外観デザインについては、「木のぬくもりを感じる上質なデザイン」をコンセプトに、自然の素材感を演出する3種10色の新外壁を新たにラインナップ。温かみがあり、自然と街並みに調和する多彩な外観表現を可能としています。 |
『グランツーユー f 』外観デザイン |
『グランツーユー f 』 時差家族向け提案プラン例
販売目標 : 2016年1000棟
販売価格 : 3.3㎡あたり62.5万円台から
(弊社モデルプランにて試算。太陽光発電システム・蓄電システムを含む、消費税別途)
*販売価格には、旧家屋解体工事費、屋外給排水工事、屋外電気工事、外構造園工事等の費用は含まれません。地域により販売価格が異なる場合があります。
『グランツーユー f 』の街並みイメージ
『グランツーユー f 』代表外観