セキスイハイムの特長
理念
展示場・イベントのご案内
積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:関口俊一)では、「ユニット住宅の競争力の原点は工場にある」とのコンセプトのもと、2014年度より、「全国8住宅生産工場の魅力化推進計画」を実施。総投資額は約170億円(2014~2016年度)、2017年には「建築現場工数の30%削減」、「工場見学10万人」(2014年度5万人)を計画しています。
この度、他工場に先駆け、近畿地区の部品製造及び組立工場(近畿セキスイハイム工業㈱、所在地:奈良市西九条町4-3-1)の設備及び建屋のリニューアル工事が終了し、本格稼働いたしましたので、ご報告いたします。
今回のリニューアル工事は、約15億円を投資し、主として「生産ライン全面変更(見学ルートの新設含む)」と「自動化の促進(多品種対応型ロボット化)」を行っています。ユニットの自動溶接化率を向上すると共に、従来、現場で行っていた大工工事の一部を取り込み、ユニット工法の特徴である工場生産化率の極大化と建築現場での大幅な工数削減を目指しています。
*近畿セキスイハイム工業(株)は近畿エリア全域に鉄骨系ユニット住宅「セキスイハイム」を供給しています。1971年(昭和46年)に住宅ユニットの生産を開始し、現在までに累計14万棟(170万ユニット)を生産しています。
今回のリニューアル工事は、「お客様への魅力発信の強化」、「生産・施工一体体制の構築」、「従業員の作業環境の向上」「地域貢献」の4つの狙いを持ち、下記の事項を実施しました。
住まいづくりに関心を持たれる全てのお客様に、当社が提供する住宅の品質管理レベルの高さ、生産技術力、先進性をご理解いただくことを狙いに、見学ルートをリニューアルしました。
見学ルートを1階の工場生産ライン中央の生産設備のすぐ近くに配置することで、お客様にはよりしっかりと生産ラインを確認していただくことができるようにしました。
溶接作業向けを中心に大型ロボット(今回導入=フレーム溶接、フレームハンドリング、ユニットスポット溶接、柱溶接、床板ハンドリング、ユニット搬出装置)を従来の約3倍の23台に増加しました。また2つの棟に渡っていた生産ラインを一棟に集約するなど、生産ラインのレイアウトを大幅に改善しました。
これらにより溶接自動化率が向上すると共に、建築現場における大工不足に向け実施している大工工事組み入れのスペースと人員が確保できました。
これまでも作業環境活動は継続的に進めてきましたが、今回のリニューアルにより、さらに従業員にとって、安全で快適な工場となりました。工場建屋においては、レイアウト改善に加え、空調や照明をより作業しやすいものに入れ替え、また、溶接ロボットをはじめとし、ユニット反転機及び重量物ハンドリングロボットの導入によって、重量物作業の削減をはじめとする従業員の負荷軽減を実現しています。より働きやすい作業環境で、作業の質の向上が図れ、ES向上や製品の品質確保にも寄与します。
(1)工場生産化率向上による現場工数の削減
①工場生産化率 90%(最大値※)
➁現場工数70人工(2014年度より30人工削減)
※工場生産化率は商品により異なります。
(2)溶接自動化率向上による生産性の向上
溶接自動化率向上98%
(3)工場見学会の充実
参加者15,000名(2014年度対比 倍増)
近畿セキスイハイム工業株式会社 概要 | |
設 立 | :1971年10月 |
資 本 金 | :3億円(セキスイハイム近畿㈱ 100%出資) |
代 表 者 | :代表取締役社長 八木健次 |
事業内容 | :鉄骨系ユニット住宅「セキスイハイム」の組立・製造 |
本社所在地 | :〒630-8518 奈良市西九条町4-3-1 |