セキスイハイムの特長
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積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:神𠮷利幸)の調査研究機関である株式会社住環境研究所(所長:小池裕人、千代田区神田須田町1-1)は、セキスイハイムの間取り図面を、76,405件保有(2019年1月現在)し、データベース化しております。
今回はそのデータを活用し、2010年度から2016年度までにご入居の「20~40代の単世帯家族」を中心に、間取りの変化や現状を調査しました。世帯構成や家族の価値観・ライフスタイルが大きく変化している中で、住宅の間取りへの要望も変わっています。特に、住宅購入者の若年化が進みつつあることから、タタミルーム、階段位置、LDK 配置などに大きな変化が見られました。
1.タタミルームの採用率は若い世代ほど高い
タタミルーム(タタミスペース含む)の有無については、16年度全体で「無し」が25.3%(10年度18.8%)に増加していました。一方で16年度では、20代で「有り」が76.0%、30代で75.2%、40代で70.6%となっており、若い世代ほど採用していることがわかりました。また、タタミルーム(タタミスペース含む)の広さは、年々縮小していました。17年度全体では6畳以上のタタミルームは16.4%と少数派でした。
2.家族構成は3人以下の世帯が増加、延床面積120㎡未満が増加
家族構成については、16年度全体で3人以下が63.8%(10年度57.4%)となり、いずれの年代においても増加しています。特に20代では16年度に2人世帯の割合が41.5%(10年度34.0%)になり、増加していました。
16 年度の延床面積(20~40代の全体)は120㎡未満が64.3%となり、10年度に比べると増加しており、延床面積は縮小傾向となっていました。特に40代では120㎡未満の割合が 18.1ポイント増えていました。
3.LDK 全てが南に面する間取りが増加
LDKの配置は「南3室I型横」が、いずれの年代でも増加しており、生活スペースが全て明るい間取りのニーズが高まっています。
株式会社 住環境研究所
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-1
神田須田町スクエアビル8F
TEL:03-3256-7571 FAX:03-3256-5993
セキスイハイム新築注文住宅 間取りに関する実態調査
※タタミルーム(スペース含む)「広さ」は2015~2017年度データ
※グラフの構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため合計しても必ずしも100とはなりません
1.タタミルームの採用率は若い世代ほど高い
タタミルーム(タタミスペース含む)の有無については、16年度全体で「無し」が25.3%(10年度18.8%)に増加していました。一方で年代別でみると、20代で「有り」が76.0%と、30代で75.2%、40代で70.6%となっており、若い世代ほど採用に積極的であることがわかりました。
タタミルーム(タタミスペース含む)の広さについては、17年度全体は4.5畳未満が41.2%(10年度35.6%)と年々縮小していました。年代別では、20代が43.6%(同 40.4%)、30代が42.4%(同 36.6%)、40代が34.5%(同 27.6%)と、4.5畳未満がいずれも増加していました。17年度全体では6畳以上のタタミルームの比率は16.4%の少数派となりました。これらのことから、タタミルームの用途において、「客間」が減少し、4.5畳未満でも「子育て」「家事」「趣味」など自由に使える“場”としてのニーズはあり、特に“小さな子どもの場”(昼寝・遊びなど)として20代、30代での採用率が高いと考えられます。
2.家族構成は3人以下の世帯が増加、延床面積120㎡未満が増加
世帯主年齢の構成比では40代が20%前後の推移で大きく変わらない一方、20代の割合が10年度の20.4%から16年度では25.1%と増加していました。
家族構成については、16年度全体で3人以下が63.8%になるなど、10年度の57.4%から年を追うごとに増加しています。年代別では、20代が81.4%(10年度74.8%)、30代が61.6%(同57.7%)、40代が45.3%(同39.1%)となっていました。中でも、20代では16年度に2人世帯の割合が41.5%(同34.1%)になり、年々増加していました。これは家賃負担や借入期間などの経済的理由に加え、第一子が誕生する前に建築することで、「最初から快適な住まいで子育てしたい」と考える世帯が増えていることが要因だと推測できます。
延床面積(20~40代の全体)は、16年度で120㎡未満が64.3%(10年度の53.7%)でした。年代別では、20代が68.6%(同66.0%)、30代が64.3%(同54.0%)、40代が58.9%(同40.8%)となりました。中でも40代の住まいの縮小度合いが顕著ですが、これは3人以下世帯増加の影響や、子どもの独立後を見据えて最初からコンパクトな住まいを希望していることが考えらます。
階段の位置は、「LDK内」が16年度全体で71.5%(10年度60.0%)と、「ホール・廊下」と比べて圧倒的な多さでした。年代別では、20代が71.6%(同60.6%)、30代が73.0%(同61.8%)、40代が67.3%(同54.1%)と、いずれの年代でも増加していました。
これは、延床面積が小さくなりホールや廊下が削減されたことによるものだと考えられます。さらに、住まいにおける気密・断熱性能の向上もあり、「リビング内階段」の採用率は高くなっていると考えられます。
3.LDK 全てが南に面する間取りが増加
LDK の配置は10~16年度における全ての年度、全ての年代で「南1室I型」が最多割合でしたが、唯一「南3室I型横」だけが、年々増加傾向を示しました。16年度全体では23.7%(10年度16.3%)となり、年代別では、20代が28.4%(同15.5%)、30代が23.1%(同17.3%)、40代が19.5%(同14.1%)となり、20代が最多割合であるとともに、10~16年度で12.9ポイント増えました。生活スペースが全て明るい間取りのニーズが高まっていることが窺えます。