互いを尊重して、トラブルを未然に防ぎましょう

二世帯・多世帯で上手に暮らすためには、各世帯ごとの生活時間帯や好み、家族観などが異なることを理解し、尊重し合うことが大切です。
ほどよい距離感を保ちながら、たのしく、円満な同居を実現するための「6つのポイント」をご紹介します。
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ポイント 1
プライベート空間には入らない
実の親子の場合、相手世帯を気軽に訪問し、整理整頓の指摘や新しく買ったものを詮索しがち。でも、訪問された世帯からみれば迷惑かもしれません。とりわけ、相手世帯のプライベート空間には理由なく入らないようにしましょう。
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ポイント 2
時間を決め、互いの世帯に行く
完全分離型や、リビングを分離した部分共有型の場合、どうしても互いの世帯に行く用事ができた場合は、友人宅を訪問するように、「伺う時間・帰る時間」をきちんと決めて“お邪魔”するとよいでしょう。
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ポイント 3
相手に「ベッタリ依存」しない
「孫はかわいい」とはいえ、保育園代わりに長時間面倒をみるのは、親世帯も大変。逆に、実子を便利屋さんのように頼るのも考えものです。
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ポイント 4
共有空間は、両世帯のもの
特にリビングダイニングを共有している場合、両世帯で気持ちよく使えるよう、整理整頓を心がけましょう。また来客がある場合は、前もって伝えておくのがベター。
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ポイント 5
費用分担はあらかじめ決めておく
食費・光熱費・日用品代などは、あらかじめ負担方法を決めておきましょう。固定資産税などたまに発生する費用も忘れずに。
一方で、物価や家族の状況によって、話し合いを持って柔軟に変更する気持ちも忘れずに。
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ポイント 6
将来のことも話しておこう
住宅ローンの支払い方や借り換え、財産分与、受けたい介護サービスなど、適宜お互いの意志を確認することで未然にトラブルを防げます。